特許
J-GLOBAL ID:200903096770114910
シミュレーション方法、シミュレーションプログラムおよびシミュレーション装置
発明者:
,
,
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
磯野 道造
, 多田 悦夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-117064
公開番号(公開出願番号):特開2007-292465
出願日: 2006年04月20日
公開日(公表日): 2007年11月08日
要約:
【課題】計算時間を短縮でき、様々な自然現象を高い精度で予測できるシミュレーション方法、シミュレーションプログラムおよびシミュレーション装置を提供する。【解決手段】観測される全体空間内に存在する実水滴において当該実水滴同士が所定体積内で所定時間内に所定確率で衝突する際に、実水滴が、任意個数の属性と初期時刻における全体空間を分割した分割空間内の位置座標とで表され、予め設定した所定の同属性を有する実水滴の任意数ごとの集合を超水滴とし、当該任意数を当該超水滴の多重度とし、当該超水滴が所定確率を基準に多重度に応じた確率で衝突し、衝突して併合した際に多重度が変化する場合に、超水滴に関するデータを演算することで、任意時間後の実水滴に関するデータを出力するシミュレーション装置1であって、入力手段3と、データ記憶手段5と、微物理モデル演算手段7と、流体力学モデル演算手段9と、出力手段11とを備えた。【選択図】図1
請求項(抜粋):
観測される空間内に存在する実粒子において当該実粒子同士が当該空間内における所定区画とする体積内で所定時間内に所定確率で衝突する際に、
前記実粒子が、任意個数の属性と初期時刻における当該属性の1つである速度と初期時刻における前記空間上の位置座標とで表され、
前記空間内を満たす流体が前記初期時刻からの経過時間と前記空間との関数で表される任意個数の流体場変数によって特徴付けられ、
予め設定した所定の同属性を有する前記実粒子の任意数ごとの集合を超粒子とし、当該任意数を当該超粒子の多重度とし、当該超粒子が前記所定確率を基準に前記多重度に応じた確率で衝突し、衝突した際に前記多重度が変化する場合に、
前記超粒子に関するデータを演算することで、任意時間後の前記実粒子に関するデータを出力するシミュレーション方法であって、
前記初期時刻と前記超粒子の属性と前記超粒子の総個数と前記体積と前記超粒子の速度と前記超粒子の位置座標と前記流体場変数とを初期変数として入力する入力ステップと、
この入力ステップにて入力された初期変数に基づいて、前記経過時間に伴った実粒子の運動が前記体積と前記速度と前記位置座標と前記流体場変数とに従って前記属性ごとに規定される属性時間発展方程式、前記実粒子の速度と位置座標との関係を規定した位置座標時間発展方程式および所定時間内に前記超粒子同士が前記確率で衝突するとしたモンテカルロ演算により、衝突した後の前記超粒子の属性、速度、位置座標、個数および多重度を演算すると共に、前記流体の変化が前記流体場変数および前記超粒子の属性、速度、位置座標、個数および多重度に基づいて規定される流体場時間発展方程式により、前記流体場変数を演算する演算ステップと、
この演算ステップにより前記超粒子の属性、速度、位置座標、個数および多重度の演算を、前記任意時間に達するまで繰り返した後に、繰り返した後の結果を前記実粒子の任意時間後の属性、速度、位置座標および個数に関するデータとして出力すると共に、前記流体に関するデータを出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とするシミュレーション方法。
IPC (2件):
FI (2件):
G01W1/00 A
, G06F19/00 110
前のページに戻る