特許
J-GLOBAL ID:200903096931725648

加圧内部循環型流動床ボイラ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡邉 勇 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-058208
公開番号(公開出願番号):特開平6-317306
出願日: 1994年03月03日
公開日(公表日): 1994年11月15日
要約:
【要約】【目的】 流動層高を変化させることなく負荷制御を行うことができ、アグロメレーションの発生を防止し、脱硝効率を向上させ、一酸化炭素の発生を最小限に抑え、かつガスタービンの効率低下を防ぎ、石灰石の利用率の向上をはかる。【構成】 圧力容器1内に燃焼器2を配置し、燃焼器2の底部に流動化用空気の空気分散装置21を備え、質量速度の大きい空気噴出部上方に該部分から噴出する流動化用空気の上向流をさえぎり、かつ該流動化用空気を質量速度の小さい空気噴出部上方に向けて反射転向せしめる傾斜仕切壁8を設けて流動床主燃焼室9を構成し、傾斜仕切壁8によって主燃焼室9と仕切られた熱回収室10を形成せしめ、熱回収室10内には受熱流体を通じた伝熱面を配備するとともに熱回収室10の底部に熱回収室散気装置24を設け、熱回収室10の上方は主燃焼室9の上方と一体となってフリーボード31を形成した。
請求項(抜粋):
圧力容器内に燃焼器を配置し、該燃焼器内の流動層内に伝熱管を有する加圧流動層で石炭、オイルコークス等の燃料を燃焼し燃焼ガスをガスタービンに導入するようにした複合発電システムにおける加圧流動床ボイラにおいて、燃焼器の底部には、上方に向けて少なくとも一側が他側より大きい質量速度で流動化用空気を噴出させる空気分散装置を備えるとともに、質量速度の大きい空気噴出部上方に該部分から噴出する流動化用空気の上向流をさえぎり、かつ該流動化用空気を質量速度の小さい空気噴出部上方に向けて反射転向せしめる傾斜仕切壁を設けて流動床主燃焼室を構成するとともに、該傾斜仕切壁によって前記主燃焼室と仕切られた熱回収室を形成せしめ、該熱回収室内には受熱流体を通じた伝熱面を配備するとともに該熱回収室の底部に熱回収室散気装置を設け、前記主燃焼室においては前記空気分散装置からの噴出空気量を制御して、質量速度の小さい空気噴出部上方には流動媒体が沈降拡散する移動層を形成し、質量速度の大きい空気噴出部上方においては流動媒体が活発に流動化し前記移動層上部に向かって旋回せしめることにより旋回流動床を形成せしめるとともに、前記熱回収室は前記仕切壁の上部及び下部にて前記主燃焼室と連絡せしめ、流動媒体の一部が前記傾斜仕切壁の上部を越えて前記熱回収室に入り込むようにし、前記熱回収室散気装置から噴出する散気量を制御して該熱回収室内の流動媒体を移動層の状態で沈降させたのち、前記傾斜仕切壁の下部連絡口から前記主燃焼室へ循環させるようにするとともに、該熱回収室の上方は前記主燃焼室の上方と一体となってフリーボードを形成し、該熱回収室からの燃焼ガスと前記主燃焼室からの燃焼ガスが混合するようにしたことを特徴とする加圧内部循環型流動床ボイラ。
IPC (4件):
F23C 11/02 311 ,  F23C 11/02 310 ,  F01K 23/10 ,  F22B 1/02
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平3-286909
  • 特開昭61-161315
  • 特開昭63-029108

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