特許
J-GLOBAL ID:200903097008832071

方向性電磁鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外8名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-079444
公開番号(公開出願番号):特開平11-269543
出願日: 1998年03月26日
公開日(公表日): 1999年10月05日
要約:
【要約】【課題】 S及びSeを低減させた方向性けい素鋼用スラブを用い、低温スラブ加熱によって方向性電磁鋼板を製造する場合において懸念された仕上げ焼鈍途中での追加酸化による二次再結晶不良を防止して、良好な磁気特性を得る。【解決手段】 脱炭焼鈍板の表面から表面酸化層の1/4 厚みまでの範囲についてGDSにより測定したSi強度/Mn強度比の積算強度Eを、1.5 ≦E≦5.0 の範囲にする。そのための手段には、脱炭焼鈍の雰囲気を水素分圧に対する水蒸気分圧の比PH2O /PH2が0.25〜0.70になる範囲とし、かつ、脱炭焼鈍温度を750 〜900 °Cの範囲として、Si強度/Mn強度比を制御することがある。
請求項(抜粋):
C:0.02〜0.07wt%、Si:2.0 〜4.5 wt%、Mn:0.03〜2.5 wt%、Al:0.005 〜0.050 wt%、N:0.003 〜0.010 wt%、S及びSeを単独もしくは複合で0.02wt%以下、を含み、更に、Sb、Sn、Cu、Cr、Ge、Biのうち1種又は2種以上を各々の成分量で0.003 〜0.3 wt%含有し、残部は鉄及び不可避的不純物よりなる方向性電磁鋼用スラブを1280°C以下に加熱した後、熱間圧延し、次いで熱延板焼鈍を行ってから冷間圧延によって最終板厚とした後、湿水素中雰囲気で脱炭焼鈍を行って脱炭焼鈍板とし、次いでこの脱炭焼鈍板にMgO を主体とする焼鈍分離剤を塗布してから仕上焼鈍を行う方向性電磁鋼板の製造方法において、脱炭焼鈍板の表面から表面酸化層の1/4 厚みまでの範囲についてGDSにより測定したSi強度/Mn強度比の積算強度Eを、1.5 ≦E≦5.0 の範囲にすることを特徴とする方向性電磁鋼板の製造方法。
IPC (5件):
C21D 8/12 ,  C21D 9/46 501 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/60 ,  H01F 1/16
FI (5件):
C21D 8/12 B ,  C21D 9/46 501 A ,  C22C 38/00 303 U ,  C22C 38/60 ,  H01F 1/16 B
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (1件)

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