特許
J-GLOBAL ID:200903097710102707

自動車シートのリクライニング機構における円滑傾倒作動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江藤 剛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-240749
公開番号(公開出願番号):特開2007-054153
出願日: 2005年08月23日
公開日(公表日): 2007年03月08日
要約:
【課題】自動車シートのリクライニング機構における差動伝動リクライニング機構における偏心軸部の偏心量の製作上のばらつきを原因とする、傾倒作動時の遅始動による着座者の不快感や機器制度の不信感を解消する円滑傾倒作動装置の提供。【解決手段】偏心軸部4の偏心量増状態において、両楔板5,5 ́間に介在させて一方楔板5の移動を他方楔板5 ́に伝達する介在片部10bを有するストッパー片10と、偏心量減状態において、作動片部3aの各端面部とこれに対向する各楔板5,5 ́の端面部との間に介在させて、この作動片部3aの回転を楔板5,5 ́に伝達するスペース片部12bを有するスペーサ12とにより、シートバックの位置固定状態から、前記作動片部3aの回転に伴なう前記楔板5,5 ́の打ち込み状態の解除と、この作動片部3aと2板の楔板5,5 ́の共回りによる(偏心部位の回転)傾倒作動までのタイムラグを解消する。【選択図】 図5
請求項(抜粋):
内歯車と、このうち歯車よりわずかに歯数の少ない外歯車が一部で噛合された状態で、回転軸と、この回転軸に対する偏心軸部により軸支され、偏心軸部の回転に伴なう一部噛合部位の移動により前記内歯車と外歯車が相対的に揺動回転することにより、シートクッションに対してシートバックの傾倒角度を調節する差動伝動リクライニング機構であって、 前記偏心軸部は、前記外歯車の中央孔に相当する軸受輪内周面と回転軸周りとなる前記内歯車の軸受け筒外周面との間に、軸線方向に重ね合された2枚の三日月板状の楔板と、 前記2枚の楔板のそれぞれを、互いに反対周方向となる打ち込み方向に付勢して、前記内歯車と外歯車の噛合部位を圧接させてシートバックの位置固定状態とするばね杆と、 前記回転軸と共に回動して、前記位置固定時における楔板の打ち込み状態を解除すると共に、この楔板を伴なって回動して、シートバックの傾倒作動状態とする作動片部とを備え、 しかもこの偏心軸部の偏心量増状態において、両楔板間に介在させて一方楔板の移動を他方楔板に伝達する介在片部を有するストッパー片と、 偏心量減状態において、前記作動片部の各端面部とこれに対向する各楔板の端面部との間に介在させて、この片動片部の回転動を楔板に伝達するスペース片部を有するスペーサとにより、 前記シートバックの位置固定状態から、前記作動片部の回転に伴なう前記楔板の打ち込み状態の解除と、この作動片部と2枚の楔板の共回りによる傾倒作動までのタイムラグを解消することを特徴とする自動車シートのリクライニング機構における円滑傾倒作動装置。
IPC (1件):
A47C 1/025
FI (1件):
A47C1/025
Fターム (6件):
3B099AA05 ,  3B099BA04 ,  3B099CA05 ,  3B099CA18 ,  3B099CA20 ,  3B099DA06
引用特許:
出願人引用 (1件)

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