特許
J-GLOBAL ID:200903097906869607
固体粒子を分散させた高分子化合物の分子運動解析方法および解析プログラム
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
市原 俊一
, 横沢 志郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-281301
公開番号(公開出願番号):特開2009-110228
出願日: 2007年10月30日
公開日(公表日): 2009年05月21日
要約:
【課題】固体粒子が分散した高分子液体の分子運動と緩和・流動現象を予測する手法および解析プログラムを提案すること。【解決手段】分子運動解析装置1における系運動計算手段115は、系発生手段114によって生成された各高分子および微粒子(固体粒子)を構成するチューブ構成要素について、位置座標、配向ベクトル、チューブ構成要素内のモノマー数、および、からみあいを形成する相手方チューブ構成要素を、ランジュバン方程式に従って時間発展させる数値解析工程を行う。固体粒子は、系のある場所にあらかじめ配置されるか、数値解析工程により逐次計算される高分子の相分離を利用して生成される。作成された系における固体粒子部分のチューブ構成要素の位置を、式9に従って時間発展させる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
レプテーション(reptation)理論に基づき、解析対象の高分子化合物の高分子を、からみあい点間分子量に基づき粗視化する粗視化工程と、
当該粗視化工程において粗視化分子動力学法に基づきモデル化した多数の高分子の運動を、ランジュバン方程式を解くことにより解析する数値解析工程と、
分子に含まれる分岐点とからみあい点との幾何学的位置関係交換工程と、を含む固体粒子を分散させた高分子化合物の分子運動解析方法において、
前記粗視化工程は、
解析対象の高分子の単位胞サイズと分子密度に基づき、系内に多数のチューブ構成要素を発生させ、
解析対象の高分子の分子分岐構造および分子量分布に従って、チューブ構成要素を接合して多数の高分子を生成し、
チューブ構成要素間をランダムに選択して高分子間でからみあい構造を発生させ、
各高分子を構成するチューブ構成要素について、位置座標、配向ベクトル、チューブ構成要素内のモノマー数、および、からみあいを形成する相手方チューブ構成要素を確定する工程を含み、
前記数値解析工程は、
前記粗視化工程において生成された各高分子を構成するチューブ構成要素について、位置座標、配向ベクトル、チューブ構成要素内のモノマー数、および、からみあいを形成する相手方チューブ構成要素を、式1に示すランジュバン方程式に従って時間発展させる工程を含み、
解析対象の高分子化合物における固体粒子は、系のある場所にあらかじめ配置されるか、前記数値解析工程により逐次計算される高分子の相分離を利用して生成されることを特徴とする固体粒子を分散させた高分子化合物の分子運動解析方法。
(式1)
IPC (4件):
G06F 19/00
, G01N 11/00
, G06F 17/50
, B29C 37/00
FI (5件):
G06F19/00 110
, G01N11/00 A
, G06F17/50 638
, B29C37/00
, G01N11/00 C
Fターム (8件):
4F201AB11
, 4F201AP20
, 4F201BA08
, 4F201BC01
, 4F201BC13
, 4F201BC37
, 4F201BT10
, 5B046JA04
引用特許:
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