特許
J-GLOBAL ID:200903098003589680

金型の制御方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 寿一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-274401
公開番号(公開出願番号):特開2007-083275
出願日: 2005年09月21日
公開日(公表日): 2007年04月05日
要約:
【課題】 鋳造時に被鋳造材の凝固層と非凝固層との境界面からの反射波を検出して凝固層の割合(固相率)を求める際に、検出した超音波信号が真の反射波信号であるかノイズ信号であるかを正確に判断することが重要である。【解決手段】 溶湯31の温度と溶湯中の超音波速度の関係を求め、キャビティ内へ超音波を照射し、その超音波が金型表面2aから戻った第1の反射波及び金型表面2bから戻った第2の反射波を検出し、第1の反射波の検出時刻から第2の反射波の検出時刻までの超音波伝播時間tを計測し、溶湯温度と超音波速度の関係から溶湯の凝固直前の超音波速度v1、及び凝固直後の超音波速度v2を求め、超音波伝播時間t、及び凝固直前後の超音波速度に基づいて溶湯の固相率を算出し、第2の反射波の検出レベルに対して閾値レベルThを設定し、検出レベルが閾値レベルよりも大きい状態にあるときに算出された溶湯の固相率を用いて金型2の制御を行う。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
金型のキャビティ内部に充填された溶湯の温度と、該溶湯中を伝播する超音波の速度との関係を予め求めておき、 金型外部からキャビティ内へ向かって超音波を照射し、 照射された超音波が超音波照射側の金型表面にて反射して照射位置まで戻ってきた第1の反射波、および照射された超音波が超音波照射側の金型表面と対向する金型表面で反射して照射位置まで戻ってきた第2の反射波を検出し、 第1の反射波を検出した時刻から、第2の反射波を検出した時刻までの超音波伝播時間を計測するとともに、 前記溶湯の温度と超音波の速度との関係から、溶湯の凝固直前の超音波速度、および溶湯の凝固直後の超音波速度を求めて、 前記超音波伝播時間、溶湯の凝固直前の超音波速度、および溶湯の凝固直後の超音波速度に基づいて溶湯の固相率を算出し、 前記第2の反射波の検出レベルに対して、予め所定の閾値レベルを設定しておき、 検出された第2の反射波の信号レベルが、予め設定された閾値レベルよりも大きい状態にあるときに算出された溶湯の固相率を用いて、金型の制御を行う、 ことを特徴とする金型の制御方法。
IPC (3件):
B22D 17/32 ,  B22C 9/00 ,  G01N 29/00
FI (4件):
B22D17/32 J ,  B22C9/00 E ,  B22D17/32 Z ,  G01N29/18
Fターム (12件):
2G047AA01 ,  2G047AD20 ,  2G047BA03 ,  2G047BC02 ,  2G047BC03 ,  2G047BC14 ,  2G047EA12 ,  2G047GF06 ,  2G047GG06 ,  2G047GG30 ,  2G047GG33 ,  2G047GG43
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特開昭58-159960号公報

前のページに戻る