特許
J-GLOBAL ID:200903098075391493

ポンプ式泡出し容器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 允彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-151555
公開番号(公開出願番号):特開平10-324357
出願日: 1997年05月26日
公開日(公表日): 1998年12月08日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 ノズル体の押し下げを停止したときに混合室内の泡が空気通路を逆流して空気室に入らないポンプ式泡出し容器の提供。【解決手段】 吸気孔Fと空気通路Dの間で、空気用ピストン7の中間連結部73に、弾性弁体17の筒状基部の少なくとも内外一方の側面と接触するように、上下方向に延びる縦壁部を形成すると共に、該縦壁部と筒状基部の接触面の少なくとも一方に、該縦壁部に対して筒状基部を固定するための凸部又は凹部を形成して、該凸部又は凹部により弾性弁体17を縦壁部に固定した状態で、弾性弁体17の外方弁部の上側外縁部が、吸気孔Fよりも外側で中間連結部73の下面に接触し、弾性弁体17の内方弁部の下側内縁部が、空気通路Dの入口よりも下方で液用ピストン8の外周面に設けられた環状突部8cの上面に接触するように、弾性弁体17を設置する。
請求項(抜粋):
容器の本体口部と蓋体とで挟持されて固定されるシリンダが、大径の空気用シリンダと小径の液用シリンダとを連結部分を介して同心的に一体成形した二重シリンダとして形成され、二重シリンダ内にスプリングにより上方へ付勢された状態で上下動可能に内設されるピストン体が、液用シリンダに摺接する筒状の液用ピストンと、該液用ピストンに連結する筒状の上部小径部と空気用シリンダに摺接する筒状の下部大径部とを中間連結部を介して同心的に一体成形した空気用ピストンとによって構成され、液用シリンダと液用ピストンとに囲まれて液室が形成され、空気用シリンダおよび連結部分と空気用ピストンとに囲まれて液用ピストンの外側に空気室が形成され、該両室の上方に混合室が形成されると共に、空気室と混合室とを連通する空気通路が、空気用ピストンの上部小径部内面と液用ピストンの上部外面との間に形成され、液室と混合室を連通する液通路が、液用ピストン内の液室上方に形成され、容器の蓋体を貫通したピストン体の上端部に、混合室に連通する泡通路を設けたノズル体が固着され、該泡通路の混合室下流側に、該泡通路を横断するようにシート状の多孔体が配設されていると共に、上記の液室内が負圧時に開口する第1逆止弁が、該液室の下端に設けられ、該第1逆止弁の下方の液用シリンダ下端に、容器本体の底部にまで延びる吸液管が取り付けられ、また、上記の液室内が加圧された時に液通路から混合室への出口を開口する第2逆止弁が、該液通路の上端に設けられ、容器本体のヘッドスペースに空気を導入するための空気孔が空気用シリンダに開設され、空気室内の負圧時に空気室外の空気を空気室内に導入する吸気孔が、空気用ピストンの中間連結部に開設されていて、さらに、第3逆止弁として、筒状基部の下端部近傍から外方に薄肉円環状の外方弁部を延ばし内方に薄肉円環状の内方弁部を延ばした弾性弁体が、上記の空気通路の入口と吸気孔に対して、通常は吸気孔と空気通路の両方を閉鎖し、空気室内が負圧時には吸気孔を開口すると共に空気通路の閉鎖を維持し、空気室が加圧された時には空気通路を開口すると共に吸気孔の閉鎖を維持するように、空気用シリンダの中間連結部の空気室側に取り付けられているポンプ式泡出し容器において、吸気孔と空気通路の間で、空気用ピストンの中間連結部に、弾性弁体の筒状基部の少なくとも内外一方の側面と接触するように、上下方向に延びる縦壁部が形成されていると共に、該縦壁部と筒状基部の接触面の少なくとも一方に、該縦壁部に対して筒状基部を固定するための凸部又は凹部が形成されていて、該凸部又は凹部により弾性弁体が縦壁部に固定された状態で、外方弁部の上側外縁部が、吸気孔よりも外側で中間連結部の下面に接触し、内方弁部の下側内縁部が、空気通路の入口よりも下方で液用ピストンの外周面に設けられた環状突部の上面に接触するように、弾性弁体が設置されていることを特徴とするポンプ式泡出し容器。
IPC (3件):
B65D 47/34 ,  B05B 11/00 101 ,  B65D 47/06
FI (3件):
B65D 47/34 B ,  B05B 11/00 101 G ,  B65D 47/06 A
引用特許:
審査官引用 (1件)

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