特許
J-GLOBAL ID:200903098086313710

電子カルテにおけるセキュリティ確保とプライバシー保護方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 戸島 省四郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-162258
公開番号(公開出願番号):特開2000-348123
出願日: 1999年06月09日
公開日(公表日): 2000年12月15日
要約:
【要約】【課題】 電子カルテの改ざんを確実に防ぎ、患者への説明と同意が後で問題となったときにそれを証明できる電子カルテのセキュリティ確保とプライバシー保護を実現する。【解決手段】 電子カルテに診療内容の他に患者又は家族からの同意を文字による入力又は音声による入力を可能とし、又医師・入力者のID及びタイムスタンプを入力する。又医療機関のシステム装置は、信頼機関からタイムスタンプの交付を受け、電子カルテに送り込んで書き込み、又電子カルテの内容・同意事項内容をタイムスタンプとともに信頼機関に送り、信頼機関はタイムスタンプの交付と医療機関のIDとともに電子カルテ内容・タイムスタンプを記憶保存し、これらを印刷して公証人から確定日付をもらう。これらの内容は裁判所の提出命令に基づいて提出して、電子カルテの内容の確認によって電子カルテの改ざんを防止し、又プライバシーを保護できるようにする。
請求項(抜粋):
通信される通信内容のデータと通信日時を記録保管し、タイムスタンプを発行管理し、データと通信日時の機密を保持する信頼機関を設け、医師が作成する電子カルテの内容・情報を記憶保存し、その内容・情報を前記信頼機関に送るとともに信頼機関からタイムスタンプの交付を受け、同タイムスタンプを医師が作成する電子カルテに付加させる医療機関のシステム装置を設け、医療機関の医師は、コンピュータと電子記録媒体とによって作成される電子カルテの新規作成、カルテの追加、変更、削除事項の際、必要に応じ患者に診療内容を説明し、閲覧可能な職種、第三者及び閲覧可能な内容について、音声又は手書きで日時と氏名そして同意内容を患者又はその家族等に入力をもとめ、更に必要に応じ医師の音声又は手書きでの確認を電子カルテに入力し、当該入力内容を必要に応じ医師のパスワード入力とともに電子カルテ内容に付加し必要に応じ医療機関のシステム装置を介して前記信頼機関から日時のタイムスタンプを取得し、タイムスタンプをそれまで得られた内容に付加し、当該データを医療機関のシステム装置を介して信頼機関におくり、信頼機関は各医療機関、各患者毎の当該タイムスタンプ目録を作成し印刷したものとデータを蓄積した媒体に対して定期的に公証人確定日付をもらい保管し、電子カルテの内容、日付の存在と同一性の判断をする時点で信頼機関に蓄積した確定日付番号付き目録又は電子媒体を裁判所所属又は委託を受けた有資格者の立会の下で開封してその電子カルテの内容を確認し、その後コピーして再度密封し、該確認行為を表示する確定日付番号を刻印して証拠性の維持を計るようにする一方、定期的に蓄積した確定日付番号付き媒体中のデータから当該データ相当データを検索し、双方照らし合わせ改ざんの有無を検査し、又、患者情報の不当な流通、権限なき又は同意なき閲覧がないか調査し、電子カルテにおけるセキュリティ確保とプライバシー保護を実現する方法。
IPC (2件):
G06F 19/00 ,  G06F 17/60
FI (2件):
G06F 15/42 H ,  G06F 15/21 360
Fターム (12件):
5B049AA05 ,  5B049BB42 ,  5B049DD00 ,  5B049DD01 ,  5B049DD03 ,  5B049DD05 ,  5B049EE05 ,  5B049FF09 ,  5B049GG02 ,  5B049GG04 ,  5B049GG07 ,  5B049GG10
引用特許:
審査官引用 (1件)

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