特許
J-GLOBAL ID:200903098308369752
カテキン結合ペプチド
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件):
社本 一夫
, 増井 忠弐
, 小林 泰
, 千葉 昭男
, 富田 博行
, 野▲崎▼ 久子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-254847
公開番号(公開出願番号):特開2007-063234
出願日: 2005年09月02日
公開日(公表日): 2007年03月15日
要約:
【課題】カテキンに結合することのできるペプチド、または抗酸化性を有するペプチドを提供する。【解決手段】 67kDaラミニン・レセプター(67LR)においてEGCGと結合に関与する部分を特定した。カテキン類、特にガロイルカテキン類に対して結合活性を有するペプチド及びその改変体ペプチドを提供する。また、67LRタンパク質に由来する、抗酸化活性を有するペプチドを提供する。該ペプチドは、カテキン類の検出、固定化等に有用である。また、カテキン類の矯味のために用いることができる。さらに上記のペプチド又はガロイルカテキン類を含む、プリオン病の治療のための医薬組成物を提供する。また、ガロイルカテキン類模倣化合物候補のスクリーニング方法も提供する。【選択図】図4
請求項(抜粋):
下記の(a)、(b)又は(c)のペプチド:
(a)配列番号:15のアミノ酸配列からなるペプチド;
(b)配列番号:15のアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入及び/又は付加されたアミノ酸配列からなり、かつECG、EGCG又はEGCGMe(好ましくはEGCG)への結合活性を有するペプチド;又は
(c)67kDaラミニン・レセプター(67LR)のアミノ酸配列の一部において、
少なくともアミノ酸番号161〜170に由来する部分:A161-A162-A163-A164-A165-A166-A167-A168-A169-A170
(配列中:
A161は、非極性の脂肪族側鎖を有するアミノ酸であり、好ましくはグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン及びプロリンからなる群から選択されるアミノ酸であり、より好ましくはイソロイシンであり;
A162は、非極性の脂肪族側鎖を有するアミノ酸であり、好ましくはグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン及びプロリンからなる群から選択されるアミノ酸であり、より好ましくはプロリンであり;
A163は、極性の非電荷型側鎖を有するアミノ酸であり、好ましくはセリン、トレオニン、システイン、メチオニン、アスパラギン及びグルタミンからなる群から選択されるアミノ酸であり、より好ましくはシステインであり;
A164は、極性の非電荷型側鎖を有するアミノ酸であり、好ましくはセリン、トレオニン、システイン、メチオニン、アスパラギン及びグルタミンからなる群から選択されるアミノ酸であり、より好ましくはアスパラギンであり;
A165は、極性の非電荷型側鎖を有するアミノ酸であり、好ましくはセリン、トレオニン、システイン、メチオニン、アスパラギン及びグルタミンからなる群から選択されるアミノ酸であり、より好ましくはアスパラギンであり;
A166は、正電荷型側鎖を有するアミノ酸であり、好ましくはリシン、アルギニン、及びヒスチジンからなる群から選択されるアミノ酸であり、より好ましくはリシンであり;
A167は、非極性の脂肪族側鎖を有するアミノ酸であり、好ましくはグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン及びプロリンからなる群から選択されるアミノ酸であり、より好ましくはグリシンであり;
A168は、非極性の脂肪族側鎖を有するアミノ酸であり、好ましくはグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン及びプロリンからなる群から選択されるアミノ酸であり、より好ましくはアラニンであり;
A169は、正電荷型側鎖を有するアミノ酸であり、好ましくはリシン、アルギニン、及びヒスチジンからなる群から選択されるアミノ酸であり、より好ましくはヒスチジンであり;
A170は、極性の非電荷型側鎖を有するアミノ酸であり、好ましくはセリン、トレオニン、システイン、メチオニン、アスパラギン及びグルタミンからなる群から選択されるアミノ酸であり、より好ましくはセリンである)
を含み、さらにそれに隣接する1若しくは数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入及び/又は付加されていてもよい部分を含んでいてもよいアミノ酸配列からなり;かつECG、EGCG又はEGCGMe(好ましくはEGCG)への結合活性を有するペプチド(但し、67LRのアミノ酸番号161〜179のアミノ酸配列からなるペプチドを除く)。
IPC (18件):
C07K 14/705
, C07K 7/08
, C07K 17/00
, C07K 17/02
, A23L 1/30
, A23L 1/305
, A23L 1/22
, A23L 1/015
, G01N 33/53
, G01N 33/50
, G01N 33/15
, C09K 15/22
, C09K 15/24
, A61K 31/353
, A61K 47/42
, A61P 39/06
, A61K 47/48
, A61P 43/00
FI (19件):
C07K14/705
, C07K7/08
, C07K17/00
, C07K17/02
, A23L1/30 B
, A23L1/305
, A23L1/22 Z
, A23L1/015
, G01N33/53 S
, G01N33/50 Z
, G01N33/15 Z
, C09K15/22
, C09K15/24
, A61K31/353
, A61K47/42
, A61P39/06
, A61K47/48
, A61P43/00 105
, A61P43/00 171
Fターム (49件):
2G045AA40
, 2G045DA36
, 2G045DB30
, 2G045FB03
, 4B018LB08
, 4B018LB10
, 4B018MD20
, 4B018MD60
, 4B018ME06
, 4B018ME09
, 4B018ME14
, 4B018MF02
, 4B018MF10
, 4B035LC01
, 4B035LG15
, 4B035LK19
, 4B047LB08
, 4B047LF07
, 4B047LG05
, 4B047LG15
, 4C076BB01
, 4C076BB34
, 4C076CC40
, 4C076EE41A
, 4C076FF63
, 4C086AA01
, 4C086BA08
, 4C086MA02
, 4C086MA05
, 4C086MA52
, 4C086NA05
, 4C086ZC51
, 4C086ZC61
, 4H025AA41
, 4H025AA44
, 4H025BA04
, 4H045AA10
, 4H045AA30
, 4H045BA10
, 4H045BA15
, 4H045BA17
, 4H045BA50
, 4H045BA60
, 4H045CA40
, 4H045DA50
, 4H045EA01
, 4H045EA20
, 4H045FA33
, 4H045FA74
引用特許:
出願人引用 (2件)
審査官引用 (4件)
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特表平5-506221
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特開昭64-009285
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特表平5-506221
引用文献:
出願人引用 (5件)
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J. Biol. Chem., 1991, Vol.266, No.30, p.20440-20446
-
Nat. Struct. Mol. Biol., 2004, Vol.11, No.4, p.380-381
-
EMBO J., 2001, Vol.20, No.21, p.5876-5886
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審査官引用 (6件)
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J. Biol. Chem., 1991, Vol.266, No.30, p.20440-20446
-
Nat. Struct. Mol. Biol., 2004, Vol.11, No.4, p.380-381
-
EMBO J., 2001, Vol.20, No.21, p.5876-5886
-
山梨県工業技術センター 研究報告, 2001, No.15
-
ニューフードインダストリー, 1989, Vol.31, No.8, p.18-22
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山梨県工業技術センター 研究報告, 2001, No.15
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