特許
J-GLOBAL ID:200903098308384093

多板摩擦クラッチ及び自動二輪車

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 田中 光雄 ,  田村 恭生 ,  大森 忠孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-052590
公開番号(公開出願番号):特開2007-278499
出願日: 2007年03月02日
公開日(公表日): 2007年10月25日
要約:
【課題】多板摩擦クラッチにおいて、エンジン駆動トルクを利用して、押付荷重を機械的に増大させ、クラッチ操作荷重の軽減又はクラッチの小形化を目的とする。【解決手段】クラッチ入力側のクラッチアウター4と、クラッチ出力側のクラッチハブ5と、複数の摩擦板10、11とを備え、クラッチばね15により押圧部材12を摩擦板10、11に押し付け、クラッチを接続している。クラッチハブ5からトルクが伝達される連結ハブ16を、クラッチ出力側の筒軸9の外周に配置すると共に、クラッチばね15を係止するばね受け部材28に筒軸9の軸方向に一体移動可能に連結する。連結ハブ16と筒軸9との嵌合部に、出力軸芯O1に対し傾斜したはす歯スプライン55、56を形成し、エンジン駆動トルクが所定値以上の時に、連結ハブ16を筒軸9に対し相対的に回転させつつ、筒軸9の軸方向のクラッチばね15を圧縮する側に移動させ、押付荷重を増大させる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
エンジン側に連結されるクラッチ入力側のクラッチアウターと、クラッチ出力側の回転部材に連結されるクラッチハブとを備え、前記クラッチアウターと前記クラッチハブとの間に複数の入力側及び出力側の摩擦板を配設し、クラッチばねにより押圧部材を前記回転部材の軸方向に前記摩擦板に押し付けることにより、クラッチを接続している多板摩擦クラッチにおいて、 前記クラッチハブからエンジン駆動トルクが伝達される連結ハブを、前記回転部材の外周に配置すると共に、前記クラッチばねを係止するばね受け部材に前記回転部材の軸方向に一体移動可能に連結し、 前記連結ハブの内周面及び前記回転部材の外周面の一方に、前記回転部材の回転軸芯に対し傾斜したガイド溝又は筋状のガイド突起を形成し、他方に、前記ガイド溝又はガイド突起に係合する係合部を形成し、エンジン駆動トルクが所定値以上に増加した場合に、前記連結ハブが、前記回転部材に対し相対的に回転しつつ、前記回転部材の軸方向の前記クラッチばねを圧縮する側に移動するように構成していることを特徴とする多板摩擦クラッチ。
IPC (3件):
F16D 13/52 ,  F16D 7/08 ,  F16D 7/10
FI (3件):
F16D13/52 C ,  F16D7/08 ,  F16D7/10
Fターム (11件):
3J056AA60 ,  3J056AA62 ,  3J056BA04 ,  3J056BB07 ,  3J056BB36 ,  3J056CC12 ,  3J056CC32 ,  3J056CC39 ,  3J056DA04 ,  3J056GA02 ,  3J056GA13
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特開昭61-96222号公報
審査官引用 (6件)
  • 多板摩擦クラッチ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-318781   出願人:ヤマハ発動機株式会社
  • 特開平3-244832
  • 特開昭63-009730
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