特許
J-GLOBAL ID:200903098393054358

有機性物質を利用する発電方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (7件): 社本 一夫 ,  栗田 忠彦 ,  桜井 周矩 ,  村上 清 ,  細川 伸哉 ,  松山 美奈子 ,  小磯 貴子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-369298
公開番号(公開出願番号):特開2006-179223
出願日: 2004年12月21日
公開日(公表日): 2006年07月06日
要約:
【解決課題】 連続運転においても大きな電流密度を得ることができる有機性物質を利用する発電方法及び装置を提供する。 【解決手段】 電子メディエーターが固定化されているアノード1と有機性物質と嫌気性条件下で生育可能な微生物とを含む嫌気性域4、物質交換係数の大きな隔膜2、多孔質カソード3を含む好気性域5が三重の筒状体をなす。アノード1とカソード3とは導線6を介して閉回路を形成する。嫌気性域4内では有機性物質を電子供与体とする微生物の酸化反応が進行し、好気性域5内では酸素を電子受容体とする還元反応が進行する。嫌気性域4には、アルカリ性物質供給機構7が設けられていて、嫌気性域4内の溶液のpH値の測定に基づいて必要量のアルカリ性物質を配管74を通して嫌気性域4に供給する。嫌気性域4には配管81及びポンプ80が接続されていて、アノード1と隔膜2との間に液流を発生させ、隔膜2を介しての物質交換を促進する。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
隔膜によって画定される嫌気性域及び好気性域を具備し、該嫌気性域は嫌気性条件下で生育可能な微生物、有機性物質及び電子メディエーターを含有する溶液又は懸濁液とアノードとを含み、該好気性域は分子状酸素とカソードとを含み、該アノードと該カソードとは電気的に接続して閉回路を形成してなる発電装置において、該嫌気性域内での有機性物質を電子供与体とする微生物の酸化反応と、該好気性域内での酸素を電子受容体とする還元反応と、を利用する微生物による発電方法であって、 該嫌気性域内の水素イオン濃度の上昇を抑制することを特徴とする発電方法。
IPC (1件):
H01M 8/16
FI (1件):
H01M8/16
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (4件)
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