特許
J-GLOBAL ID:200903098650481696

多角的イムノクロマトグラフィーアッセイ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 細田 芳徳
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-527999
公開番号(公開出願番号):特表2009-506319
出願日: 2006年08月17日
公開日(公表日): 2009年02月12日
要約:
液体試料中の1つ以上の目的の解析物の量を定量的に測定するための方法および該方法に有用なキットが開示される。該方法は、適用点を有する膜、試料捕捉ゾーンおよびコントロール捕捉ゾーンを含み、ここで、試料捕捉ゾーンおよびコントロール捕捉ゾーンが適用点からほぼ等間隔である固相装置を提供すること;ならびに解析物結合粒子の1つ以上の集団を含む試料回収装置を提供することを含む。アッセイにおいて、液体試料は、試料回収装置に導入され、得られた混合物は膜の適用点に適用される。液体は、試料捕捉ゾーン(1つまたは複数)およびコントロール捕捉ゾーンへおよび該ゾーンを介した毛管作用によるアッセイの成分の輸送を可能にする。液体試料中の目的の各解析物の量は、例えば、対応する試料捕捉ゾーン内の粒子の量およびコントロール捕捉ゾーン内の粒子の量の比として測定され得る補正粒子量と関連する(例えば、比例または反比例のいずれかで)。
請求項(抜粋):
a) 適用点を備えた膜、試料捕捉ゾーンおよびコントロール捕捉ゾーンを備えた固相装置を提供する工程、試料捕捉ゾーンがその上に吸着された試料捕捉試薬を有し、コントロール捕捉ゾーンがその上に吸着されたコントロール捕捉試薬を有し、試料捕捉ゾーンおよびコントロール捕捉ゾーンが適用点からおよそ等間隔である、 b) 解析物結合粒子の群を含む試料回収装置を提供する工程、解析物結合粒子が解析物結合剤でコーティングされる、 c) i)液体試料を試料回収装置に導入し、混合液体試料を作製し、次いでバッファーを混合液体試料に導入すること、ii)バッファーを試料回収装置に導入し、次いで液体試料を導入すること、またはiii)固体をバッファーに導入することにより、液体試料を形成し、次いで液体試料を試料回収装置に導入することのいずれかにより、接触解析物結合粒子を含む緩衝化された混合液体試料を作製する工程、 d) 緩衝化された混合液体試料を膜の適用点に適用する工程、 e) 液体が、毛管作用により、細片および試料捕捉ゾーンを通って接触解析物結合粒子を移動させ、それにより接触解析物結合粒子を試料捕捉試薬に結合させ、ならびにそれと同時に試料中の液体が、毛管作用により、細片およびコントロール捕捉ゾーンを通って接触解析物結合粒子を移動させ、それにより解析物結合粒子をコントロール捕捉試薬に結合させることが可能な条件下で膜を維持する工程、 f) 試料中の液体が、毛管作用により、試料捕捉ゾーンまたはコントロール捕捉ゾーンを越えて試料捕捉試薬またはコントロール捕捉試薬と結合していない任意の接触解析物結合粒子を移動させることが可能な条件下で膜をさらに維持する工程、 g) 試料捕捉ゾーン中の接触解析物結合粒子の量およびコントロール捕捉ゾーン中の接触解析物結合粒子の量を測定する工程、 h) 試料捕捉ゾーン中の解析物結合粒子の量およびコントロール捕捉ゾーン中の解析物結合粒子の量から補正解析物結合粒子量を測定する工程 を含み、液体試料中の目的の解析物の量が補正解析物結合粒子量に直接関連する、液体試料中の目的の解析物の量を定量的に測定する方法。
IPC (1件):
G01N 33/543
FI (1件):
G01N33/543 521
引用特許:
審査官引用 (4件)
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