特許
J-GLOBAL ID:200903098674803597

酵素配列複合体及び固定化酵素配列複合体とそれらの製造方法、担体分子及び酵素

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北川 治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-025760
公開番号(公開出願番号):特開2004-236504
出願日: 2003年02月03日
公開日(公表日): 2004年08月26日
要約:
【課題】新規で有利な酵素配列複合体を提供する。【解決手段】セルロース結合蛋白質に構造的に由来する蛋白質担体分子における対酵素結合ドメインC1,C2,・・・として互いに異なる生物種起源であって所定の結合特異性の確認されたものを用い、一方、任意の特定逐次反応に順次関与する複数の酵素には上記対酵素結合ドメインC1,C2,・・・のいずれかに対して同一生物種起源であって、所定の結合特異性の確認された対担体分子結合ドメインD1,D2,・・・のいずれかを付加し、これらの対酵素結合ドメインと対担体分子結合ドメインとの特異的結合により複数の酵素を制御して配列する。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
以下の担体分子(1)における複数の対酵素結合ドメインに対して、任意の特定逐次反応に順次関与する以下の複数の酵素(2)が、C1とD1、C2とD2、・・・はそれぞれ同一生物種起源であると言う関係を有する対酵素結合ドメインC1,C2,・・・と対担体分子結合ドメインD1,D2,・・・との特異的結合を介して、任意の順序で配列されて結合していることを特徴とする酵素配列複合体。 (1)担体分子:セルロース分解酵素の対担体分子結合ドメイン(D)に対して結合力を示す対酵素結合ドメイン(C)の複数の繰返しを有するセルロース結合蛋白質に構造的に由来し、該セルロース結合蛋白質が本来有するセルロース結合ドメイン(CBD )をそのまま含むかあるいはこのセルロース結合ドメインを除外した蛋白質担体分子であって、 前記複数の対酵素結合ドメイン(C)のそれぞれを、互いに異なる生物種起源であって、酵素(2)に付加された同一生物種以外の起源の対担体分子結合ドメイン(D)とは結合性を示さないことが確認された対酵素結合ドメインC1,C2,・・・に置換えた構造を有する。 (2)複数の酵素:任意の特定逐次反応に順次関与する複数の酵素であって、それぞれの酵素のアミノ酸配列中の適宜な位置に、対担体分子結合ドメイン(D)のうち、上記対酵素結合ドメインC1,C2,・・・のいずれかに対して同一生物種起源であって、同一生物種以外の起源の対酵素結合ドメインC1,C2,・・・とは結合性を示さないことが確認された複数種類の対担体分子結合ドメインD1,D2,・・・のいずれかを付加した複数の酵素。
IPC (4件):
C12N9/00 ,  C07K14/33 ,  C12N9/42 ,  C12N11/12
FI (5件):
C12N9/00 ,  C07K14/33 ,  C12N9/42 ,  C12N11/12 ,  C12N15/00 A
Fターム (22件):
4B024AA20 ,  4B024BA80 ,  4B024CA04 ,  4B024EA04 ,  4B024GA11 ,  4B033NA26 ,  4B033NB45 ,  4B033NB57 ,  4B033NC04 ,  4B033NC12 ,  4B033NC13 ,  4B050CC08 ,  4B050GG06 ,  4B050GG10 ,  4B050LL05 ,  4H045AA10 ,  4H045AA30 ,  4H045BA10 ,  4H045CA11 ,  4H045EA65 ,  4H045FA74 ,  4H045FA82
引用特許:
審査官引用 (1件)
引用文献:
審査官引用 (2件)
  • 酵素工学研究会講演会講演要旨集, 20021018, Vol.48th, p.76
  • 日本農芸化学会大会講演要旨集, 20020305, Vol.2002, p.124

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