特許
J-GLOBAL ID:200903099219290391

d,1-α-トコフェロールの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 津国 肇 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-522153
公開番号(公開出願番号):特表2001-504111
出願日: 1997年11月10日
公開日(公表日): 2001年03月27日
要約:
【要約】トリメチルヒドロキノンのイソフィトールとの触媒縮合によるd,l-α-トコフェロールの製造方法は、触媒として、ビス-(トリフルオロメチルスルホニル)アミン[HN(SO2CF3)2]、又は式:Met[N(SO2CF3)2]n (I)[式中、Metは、リチウム、ホウ素、マグネシウム、アルミニウム、ケイ素、スカンジウム、チタン、バナジウム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、イットリウム、ジルコニウム、ロジウム、パラジウム、銀、スズ、ランタン、セリウム、ネオジム、プラセオジム、ユウロピウム、ジスプロシウム、イッテルビウム、ハフニウム、プラチナ、及び金の群から選択される金属原子を表し、nは、金属原子Metの対応する原子価(1、2、3又は4)を表す]で示されるその金属塩の存在下、あるいは触媒系として式(I)の金属塩と強ブレンステッド酸の組み合わせの存在下、有機溶媒中で縮合を行なう。この方法の生成物は、ビタミンE群の最も活性なメンバーである。
請求項(抜粋):
1. トリメチルヒドロキノンのイソフィトールとの触媒縮合によるd,l-α-トコフェロールの製造のための方法であって、触媒としての、ビスー(トリフルオロメチルスルホニル)アミン[HN(SO2CF3)2]、又は式: Met[N(SO2CF3)2]n I [式中、Metは、リチウム、ホウ素、マグネシウム、アルミニウム、ケイ素、スカンジウム、チタン、バナジウム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、イットリウム、ジルコニウム、ロジウム、パラジウム、銀、スズ、ランタン、セリウム、ネオジム、プラセオジム、ユウロピウム、ジスプロシウム、イッテルビウム、ハフニウム、プラチナ、及び金の群から選択される金属原子を表し、 nは、金属原子Metの対応する原子価(1、2、3又は4)を表す]で示されるその金属塩の存在下、あるいは、触媒系としての、式(I)の金属塩と強酸の組み合わせの存在下、有機溶媒中で縮合を行なう方法。2. 非プロトン性溶媒、特に脂肪族又は環式ケトン、脂肪族又は環式エステル、あるいは芳香族炭化水素を有機溶媒として使用する、請求項1記載の方法。3. 溶媒が、イソブチルメチルケトン、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、又はトルエンである、請求項2記載の方法。4. 触媒として用いるビス-(トリフルオロメチルスルホニル)アミンの量が、約0.08〜0.3モル%、そして用いる式(I)の触媒の量が、約0.5〜4モル%である(いずれの場合も、トリメチルヒドロキノン又はイソフィトールの量に基づく)、請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。5. 式(I)の金属塩の量が、約0.1〜4モル%であり、ブレンステッド酸の量が、約0.01〜0.5モル%である(いずれの場合も、反応物の量に基づく)触媒系を用いる、請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。6. トリメチルヒドロキノン又はイソフィトール100mmol当り、約25〜100ml、好ましくは約40〜50mlの有機溶媒を用いる、請求項1〜5のいずれか1項記載の方法。7. 縮合を、約80°C〜約150°Cの間、好ましくは約100°C〜約140°Cの間、特に約105°C〜約120°Cの間の温度で行なう、請求項1〜6のいずれか1項記載の方法。8. トリメチルヒドロキノン及び触媒を溶媒に含む懸濁液にイソフィトールを滴下により加える、請求項1〜7のいずれか1項記載の方法。
IPC (3件):
C07D311/72 101 ,  B01J 31/02 103 ,  C07B 61/00 300
FI (3件):
C07D311/72 101 ,  B01J 31/02 103 ,  C07B 61/00 300
引用特許:
審査官引用 (3件)
引用文献:
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