特許
J-GLOBAL ID:200903099253999723

軟ろう粉末をカプセル化する方法およびそれによって製造される軟ろう粉末

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江崎 光史 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-554502
公開番号(公開出願番号):特表2002-518182
出願日: 1999年06月15日
公開日(公表日): 2002年06月25日
要約:
【要約】【課題】 本発明の課題は、金属粉末を外部からの酸化作用に対して確実に保護し、同時にカプセルがフラックスの作用なしに温度作用だけで金属粉末を開放する様に、軟ろう粉末のカプセル化法および微小カプセル化軟ろうを改善することである。【解決手段】 この課題は、次の方法段階によって解決される:a)粉末と疎水性液から懸濁液を製造し;b)カチオン性界面活性剤を添加することによって各金属粒子の表面に疎水性表面層を生じさせ;c)段階a)およびb)からの混合物を、粘性のある均一物質が生じるまで攪拌し;d)遊離基重合性モノマーを段階c)の物質中に混入し;e)界面重合反応を開始するために有機系開始剤を添加し;f)定常的攪拌下に水性物質中に段階e)の物質を導入しそして50〜90°Cへの温度調整およびこの温度の少なくとも120分間の保持によって重合反応を制御し;そしてg)カプセル化された軟ろう粉末を冷却し、洗浄しそして分離する。
請求項(抜粋):
軟ろう粉末の表面で進行する重合反応によって薄いポリマー保護層を軟ろう粉末に設ける、以下の各段階を含む軟ろう粉末、特に微細軟ろう粉末のカプセル化方法:a)粉末と疎水性液から懸濁液を製造し;b)炭素原子数1〜20の鎖長を有するカチオン性界面活性剤を添加することに よって定常的攪拌下に各金属粒子の上に疎水性表面層を生じさせ、即ち段階 a)の疎水性層の上に刷毛状構造を形成し;c)段階a)およびb)からの混合物を、粘性のある均一物質が生じるまで攪拌 し;d)軟ろう粉末の固相線温度の下でかつ少なくとも60°Cのガラス転移温度Tg を有する熱可塑性ポリマーを生成することができる遊離基重合性モノマーを 段階c)の物質中に混入し;e)段階b)の疎水性層を包み込みかつフラックスの性質を有する熱可塑性ポリ マーよりなる保護層を形成しながら進行する界面重合反応を開始するために 有機系開始剤を添加し;f)定常的攪拌下に水性物質中に段階e)の物質を導入し、その際にその水性物 質は懸濁液を安定化するために乳化剤を含有しており、そして50〜90°C への温度調整およびこの温度の少なくとも120分間の保持によって重合反 応を制御し;そしてg)段階e)およびf)でカプセル化された軟ろう粉末を冷却し、洗浄しそして 分離する。
IPC (3件):
B23K 35/40 340 ,  B22F 1/02 ,  B23K 35/363
FI (3件):
B23K 35/40 340 F ,  B22F 1/02 F ,  B23K 35/363 E
Fターム (3件):
4K018BA20 ,  4K018BC29 ,  4K018BD09
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (5件)
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