特許
J-GLOBAL ID:200903099320081248

クラッチのスリップ制御装置およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 下出 隆史 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-354656
公開番号(公開出願番号):特開平7-198035
出願日: 1993年12月29日
公開日(公表日): 1995年08月01日
要約:
【要約】【目的】 ロックアップクラッチ32のスリップ制御を、クラッチの摩擦材や作動油の劣化などにより特性変化に関わらず、安定かつ追従性良く実現する。【構成】 特性変化を周波数領域で高次の関数として把握し、制御が安定かつ追従性に優れる条件を、制御系の感度関数および補感度関数として表現する。即ち、制御系の設計をH∞制御の混合感度問題として整理し、特性変動を近似した次数と同程度の次数でコントローラを設計する。実際の制御では、実際のスリップ回転速度NSLP と目標スリップ回転速度NSLP*との偏差量e(k-1 )とリニアソレノイド弁52の駆動電流に対応した操作量指令値u(k-1 )との来歴情報に所定の係数を掛けたものの総和から、次の操作量指令値u(k )を演算する。
請求項(抜粋):
クラッチの実際のスリップ回転速度を検出するスリップ回転速度検出手段を備え、該実際のスリップ回転速度が目標スリップ回転速度N*に一致するようクラッチの操作量指令値を求め、この操作量指令値に応じてスリップ状態を調整するスリップ制御装置であって、前記操作量指令値と実際のスリップ回転速度との入出力周波数特性の変化を近似する高次の関数を用い、前記スリップ状態をフィードバック制御する系の応答性および安定性を充足するよう設定された定数を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された定数を用いて、離散的に、現時点から複数回前までの前記操作量指令値を反映した第1のパラメータを求める操作量指令値来歴手段と、前記記憶手段に記憶された定数を用いて、離散的に、現時点から複数回前までの目標スリップ回転速度と実際のスリップ回転速度との偏差量を反映した第2のパラメータを求める制御量偏差来歴手段と、前記第1,第2のパラメータに基づいて、次の操作量指令値を求める操作指令値演算手段とを備えたクラッチのスリップ制御装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)

前のページに戻る