特許
J-GLOBAL ID:200903099351617928

ラクタムの精製法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 倉内 基弘 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-586254
公開番号(公開出願番号):特表2003-534321
出願日: 2001年05月28日
公開日(公表日): 2003年11月18日
要約:
【要約】本発明は、ラクタム、特にアミノニトリルの環化加水分解によって得られるラクタムの精製法に関する。より具体的に言えば、本発明は、アミノカプロニトリルの環化加水分解によって得られるε-カプロラクタムを精製するに当たり、加水分解反応媒体からアンモニアを除去し次いで該媒体からラクタムを精製形態で回収することよりなるε-カプロラクタムの精製法に関する。この回収は、塩基の存在下にラクタムの少なくとも1回の蒸留を使用して、随意に、ラクタムよりも揮発性の高い化合物を含む塔頂留分と、所望の純度を有する回収しようとするラクタムを含む留分と、ラクタム及び該ラクタムよりも揮発性の低い化合物を含む蒸留塔底生成物とを生成することによって実施される。この蒸留塔底生成物は、存在するカプロラクタムの大部分を回収しそしてこれを精製プロセスに再循環させるために薄層蒸発の如き種々の方法によって処理される。本発明は、所要の純度基準を順守しながら加水分解媒体中に存在するカプロラクタムの高い回収率を可能にする。
請求項(抜粋):
アミノニトリルの環化加水分解によって得られるラクタムを精製するに際し、加水分解反応媒体からアンモニア及び随意成分としての溶剤を除去し、次いで塩基の存在下にラクタムの少なくとも1回の蒸留を用いることによって反応媒体から該ラクタムを回収し、そして蒸留によって、随意に、ラクタムよりも揮発性の高い化合物を含む塔頂留分と、高純度のラクタムを含む留分と、ラクタム及び該ラクタムよりも高い沸点を有する化合物を含む蒸留塔底生成物とを回収することよりなるラクタムの精製法において、ラクタムの大部分を回収しそしてこの回収されたラクタムをラクタムの精製プロセスに再循環させることよりなる蒸留塔底生成物の処理工程を含むことを特徴とするラクタムの精製法。
IPC (2件):
C07D201/08 ,  C07D223/12
FI (2件):
C07D201/08 ,  C07D223/12 D
引用特許:
審査官引用 (5件)
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