特許
J-GLOBAL ID:200903099356761628

油圧モータ用メカニカルブレーキ装置のタイマーバルブ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加藤 紘一郎 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-131177
公開番号(公開出願番号):特開平9-296807
出願日: 1996年04月30日
公開日(公表日): 1997年11月18日
要約:
【要約】【課題】 油圧モータ用メカニカルブレーキ装置の解除状態からの作動復帰に所定の遅延時間を生じさせるシングルスプール形タイマーバルブを提供する。【解決手段】 タイマーバルブ(20)は、ハウジングボア(22)内に設けられていて、パイロット圧油ポート(36)が給排ポート(38)と流体連通するメカニカルブレーキ解除位置と、給排ポートがドレンポート(42)と流体連通するメカニカルブレーキ作動位置との間で運動できる単一のバネ押し制御スプール(44)を有する。制御スプールの互いに反対側の端のボア(22)内にはスプール貫通連通路(60)を介して互いに連通するドレン室(50)と圧力信号室(56)が画定される。圧力信号室は逆止弁(58)が設けられた入口ポート(26)に通じる。貫通連通路(60)には圧力信号室からドレン室への圧油の流れを絞り、それにより前記解除位置から前記作動位置に向かう制御スプールの運動を制御して所望の遅延時間を提供するオリフィス(62)が設けられている。
請求項(抜粋):
油圧モータのメカニカルブレーキ装置と関連して用いられ、その解除状態からの作動復帰を遅延させるタイマーバルブにおいて、バルブハウジングのボア内に運動自在に設けられていて、パイロット圧源からの作動油をメカニカルブレーキ装置の油圧シリンダに供給してメカニカルブレーキ装置を解除させる解除位置と、供給された作動油を油圧シリンダからドレンしてメカニカルブレーキ装置を作動させる作動位置との間で運動できる単一の制御スプールと、常態では制御スプールを前記作動位置に付勢する弾性手段と、制御スプールの一端側のボア内に画定され、少なくとも所定圧力信号レベルの圧油を受け入れて弾性手段の付勢力に抗して制御スプールを前記作動位置から前記解除位置に向かって移動させるよう動作できる圧力信号室と、連通手段により該圧力信号室と流体連通関係をなして制御スプールの他端側のボア内に画定されるドレン室と、圧力信号室とドレン室との間で連通手段に設けられた絞り手段とを有し、該絞り手段は、前記圧力信号が遮断されて圧油が圧力信号室内に閉じ込められ、前記弾性手段により制御スプールが付勢されて前記解除位置から前記作動位置に向かって移動するとき、圧力信号室からドレン室に向かう圧油の流れを絞り、それにより前記解除位置から前記作動位置に向かう制御スプールの運動を制御してメカニカルブレーキ装置の作動復帰に所望の遅延時間を提供するようになっていることを特徴とするタイマーバルブ。
IPC (2件):
F15B 21/10 ,  F15B 11/08
FI (2件):
F15B 21/10 ,  F15B 11/08 B
引用特許:
審査官引用 (1件)

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