特許
J-GLOBAL ID:200903099527959944
光学活性α-ヒドロキシアミドの製造方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
清水 初志
, 橋本 一憲
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-029113
公開番号(公開出願番号):特開2005-218348
出願日: 2004年02月05日
公開日(公表日): 2005年08月18日
要約:
【課題】(R)-2-クロロマンデル酸アミドの製造において、光学純度の高い生成物を効率良く与えることができる製造方法を提供することを課題とする。また、NADPHを補酵素として、2-クロロベンゾイルホルムアミドを還元して、高い光学純度の(R)-2-クロロマンデル酸アミドを生成するα-ケトアミド還元酵素の新規な製造方法の提供を課題とする。【解決手段】サッカロマイセス・セレビジアエ中に存在する2-クロロベンゾイルホルムアミド還元活性を有する酵素のうち、立体選択性の高い酵素を精製し、その酵素科学的性質を明らかにした。精製酵素の内部アミノ酸配列の一部を解析することにより、本酵素がゲノム解析により報告されている予想オープンリーディングフレーム(ORF)YDL124wによりコードされている可能性を見いだした。YDL124wを大腸菌にクローニングし、発現させた結果、本ORFがα-ケトアミド還元酵素をコードすることを明らかにした。得られた形質転換株により、2-クロロベンゾイルホルムアミドより(R)-2-クロロマンデル酸アミドが生産できることを見いだした。【選択図】なし
請求項(抜粋):
次の(1)から(5)に示す理化学的性状を有するα-ケトアミド還元酵素。
(1)作用
NADPHを補酵素としてケトンを還元し、光学活性アルコールを生成する。
(2)基質特異性
(a)還元反応の補酵素としてNADPHを利用する。
(b)2-クロロベンゾイルホルムアミドを還元して、98%ee以上の(R)-2-クロロマンデル酸アミドを生成する。
(3)分子量
ゲル濾過による分子量が約33,000、SDS-PAGEによる分子量が約36,000。
(4)至適pH
pH 5.5-6.5
(5)至適温度
35-47°C
IPC (4件):
C12N15/09
, C12N9/02
, C12P7/62
, C12P13/02
FI (4件):
C12N15/00 A
, C12N9/02
, C12P7/62
, C12P13/02
Fターム (28件):
4B024AA01
, 4B024AA03
, 4B024BA08
, 4B024BA80
, 4B024CA04
, 4B024DA02
, 4B024DA05
, 4B024DA06
, 4B024DA11
, 4B024DA12
, 4B024EA04
, 4B024GA11
, 4B050CC03
, 4B050DD02
, 4B050DD04
, 4B050FF04E
, 4B050FF05E
, 4B050FF09E
, 4B050LL05
, 4B064AD75
, 4B064AE02
, 4B064CA21
, 4B064CB18
, 4B064CC06
, 4B064CC07
, 4B064CC24
, 4B064DA01
, 4B064DA16
引用文献:
審査官引用 (4件)
-
Biosci. Biotech. Biochem., 1994, Vol.58, No.12, p.2236-2240
-
Chemico-Biological Interactions, 2001, Vol.130-132, p.673-683
-
Australian Journal of Chemistry, 1976, Vol.29, No.11, p.2459-2467
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