特許
J-GLOBAL ID:200903099558589932

針状磁性酸化鉄粒子粉末の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-152958
公開番号(公開出願番号):特開平7-330341
出願日: 1994年06月09日
公開日(公表日): 1995年12月19日
要約:
【要約】【目的】 粒度が均斉であって樹枝状粒子が混在しておらず、しかも、大きな軸比(長軸径/短軸径)を有する針状磁性酸化鉄粒子粉末を工業的に得られる製造法を提供する。【構成】 第一鉄塩水溶液と当量未満のアルカリ水溶液とを反応させて得られた鉄含有沈殿物を含む反応溶液に、酸素含有ガスを通気して針状ゲータイト核粒子を生成させた後、該針状ゲータイト核粒子を含む第一鉄塩反応溶液に、この液のpH値が3〜6の範囲内に維持するようにアルカリ水溶液を添加しながら、酸素含有ガスを通気することにより前記核粒子の成長反応を行って針状ゲータイト粒子を生成させ、次いで、前記針状ゲータイト粒子を還元して針状マグネタイト粒子を得るか、必要により、更に酸化して針状マグヘマイト粒子を得る針状磁性酸化鉄粒子粉末の製造法において、あらかじめ針状ゲータイト粒子を生成させる反応溶液中にアスコルビン酸又はその塩を存在させておくとともに、成長反応中の前記反応溶液中に水可溶性ケイ酸塩を連続的又は間欠的に添加することにより得る。
請求項(抜粋):
第一鉄塩水溶液と該第一鉄塩水溶液中のFe2+に対し当量未満のアルカリ水溶液とを反応させて得られた鉄含有沈澱物を含む第一鉄塩反応溶液に、酸素含有ガスを通気することにより前記鉄含有沈澱物を酸化して針状ゲータイト核粒子を生成させた後、前記針状ゲータイト核粒子を含む第一鉄塩反応溶液に、この液のpH値が3.0〜6.0の範囲内に維持するようにアルカリ水溶液を添加しながら、酸素含有ガスを通気することにより前記針状ゲータイト核粒子の成長反応を行って針状ゲータイト粒子を生成させ、次いで、前記針状ゲータイト粒子又は該針状ゲータイト粒子を加熱焼成して得られた針状ヘマタイト粒子を還元性ガス中で加熱還元して針状マグネタイト粒子を得るか、或いは、更に酸化して針状マグヘマイト粒子を得る針状磁性酸化鉄粒子粉末の製造法において、あらかじめ前記第一鉄塩水溶液、前記アルカリ水溶液、前記鉄含有沈澱物を含む第一鉄塩反応溶液及び成長反応を開始する前の前記針状ゲータイト核粒子を含む第一鉄塩反応溶液のいずれかに、アスコルビン酸又はその塩を存在させておくとともに、成長反応中の前記針状ゲータイト核粒子を含む第一鉄塩反応溶液中に、前記第一鉄塩水溶液中の全Feに対しSi換算で0.2〜5.0原子%の水可溶性ケイ酸塩を、連続的又は間欠的に添加することを特徴とする針状磁性酸化鉄粒子粉末の製造法。
IPC (3件):
C01G 49/06 ,  C01G 49/08 ,  G03G 9/083
引用特許:
審査官引用 (5件)
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