文献

J-GLOBAL ID：201002200085789157   整理番号：10A0669307

大学における産学連携の成長要因に関する研究

著者 (2件)： 新谷由紀子 (筑波大) ,  菊本虔 (筑波大)
資料名： 産学連携学  (産学連携学会誌)
巻： 6  号： 2  ページ： 1-14  発行年： 2010年05月30日 
JST資料番号： L6269A  ISSN： 1349-6913  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大学における産学連携の成長要因を解明するため,文科省の「大学知的財産本部整備事業」に採択された33大学の関連する教職員に対し,産学連携の成長の指標や要因に関するアンケート調査を実施し分析した。その結果,成長の指標としては,共同研究や受託研究が適切であり,要因としては外部資金獲得の必要性,補助金の増加など金銭的要因が最も大きいことがわかった。このデータをもとに共同研究件数や金額の増加を目的変量とした重回帰分析を行なったところ,国の補助金が誘引となり大学の意識が高まり,産学連携推進に取り組むための体制構築が重要であることがわかった。

シソーラス用語： *産学協同 ,  *アンケート ,  大学 ,  研究 ,  多重回帰分析 ,  因子分析 ,  補助金 ,  需要
準シソーラス用語： *産学連携 ,  共同研究 ,  重回帰分析 ,  要因分析 ,  ニーズ

分類 (1件)： 科学技術政策・制度・組織  (AA02000O)

引用文献 (13件)：

• 文部科学省大臣官房政策課評価室: 総合評価書「大学等の研究成果を社会還元するための知的財産戦略・産学官連携システム」評価結果, p. 20, 東京, 2007.
• 宮田由紀夫: アメリカの産学連携, p. 4, 東洋経済新報社, 東京, 2002.
• 原山優子: 産学連携「革新力」を高める制度設計に向けて, p.iv, 東洋経済新報社, 東京, 2003.
• 児玉文雄: 産学連携論考, 技術と経済,(449), 44-53, 2004.
• 玉井克哉, 宮田由紀夫: 日本の産学連携, p. 9, 玉川大学出版部, 東京, 2007.

タイトルに関連する用語 (3件)： 大学 ,  産学連携 ,  研究