抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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道路交通騒音が沿線の居住地域等に広がるのを防ぐ手段として,遮音壁が広く利用されている。遮音効果だけでなく,騒音源が見えなくなる心理的効果も期待できるため事業者と周辺住民双方にとり分かりやすい対策である。次のステップとして壁が高いと日照や景観への影響が大きく,また荷重や構造強度から橋梁部への施工が難しいという問題を解決すべく,壁の高さを抑えたまま騒音低減効果を向上させる技術が研究されてきた。現在では適切に設計された音響的装置を遮音壁上端に取り付けると,壁背後への解析音が減少するが,これを先端改良型遮音壁と総称される。本書では,先端改良型遮音壁をめぐる経緯を紹介するとともに,沿道施工時に十分な減音性能を実現するための設計上の留意点をのべた。