抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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既報の基礎実験において公共下水道の排除基準を満足する性能を保持する阻集器を得たので,これらの阻集器にオイルを流入させた実験により,現状に適合した容量・構造を備えた阻集器の作成,要求性能の把握,性能試験方法の検討などを実施した。阻集器として実容積102.4L(内寸法:長さ800×幅400×高さ600,水深320mm)のものを使用して,投入オイルとしてガソリンエンジン油を使用して,1)オイル及び土砂の阻集性能実験,2)水位上昇実験,3)雨水流入時における対応実験,4)大量オイル流入時における対応実験,を実施した。これらの結果として,阻集器からの流出オイル濃度を測定するためのサンプリングは最小限の実験回数で測定可能であること,流出オイル濃度が下水道排除基準の5mg/Lを満足するための滞留時間は基本的に10分を要すること,土砂の阻集性能も確保できること,雨水流入時でも阻集性能は確保されることなどの知見を得ることができた。