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J-GLOBAL ID：201002204773339160   整理番号：10A0672788

ステップ制御サファイア表面上での担持平面脂質二重層の変化

Evolution of Supported Planar Lipid Bilayers on Step-Controlled Sapphire Surfaces

著者 (3件)： ISONO Toshinari (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  IKEDA Takayuki (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  OGINO Toshio (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 26  号： 12  ページ： 9607-9611  発行年： 2010年06月15日 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ステップが制御するサファイア表面における原子構造の影響について,脂質二重層の挙動および脂質二重層のパターンが空間密度に与える影響の観点から調べた。単結晶サファイア(0001)面から,4種類の表面を調製した。それぞれランダムステップ表面,単一ステップ表面,多ステップ表面,疎水性ドメインと親水性ドメインに相分離した交差ステップ表面である。これらの表面上に自己広がり法によりDMPC,DOPCおよび混合物の脂質二重層を形成させ,蛍光標識化した1-ミリストイル-2-[12-{(7-ニトロ-2-1,3-ベンゾキサジアゾール-4-イル)アミノ}ドデカノイル]-sn-グリセロ-3-ホスホコリンを用いて膜の広がりを蛍光顕微鏡観察した。脂質二重層については原子間力顕微鏡法を用いて調べた。その結果脂質二重層の広がり方は,サファイア表面の原子ステップ配列により制御されることがわかった。交差ステップ表面では,親水性の異なる二つのドメインが自己組織化し,脂質分子の密度に依存した特異な脂質二重層パターンが形成された。

シソーラス用語： *表面ステップ ,  *サファイア ,  *脂質二分子膜 ,  蛍光標識 ,  光学顕微鏡法 ,  顕微鏡観察 ,  自己組織化 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  無機酸エステル ,  第四アンモニウム ,  カルボン酸エステル ,  アミノアルコール ,  ポリオール ,  ジグリセリド ,  オレフィン化合物 ,  不飽和カルボン酸
準シソーラス用語： 蛍光顕微鏡法 ,  原子間力顕微鏡法

分類 (2件)： 界面化学一般  (CB12010J) ,  脂質一般  (EB05010B)

物質索引 (3件)： [O-[1-O-ミリストイル-2-O-[12-[(7-ニトロ-2,1,3-ベンゾオキサジアゾール-4-イル)アミノ]ドデカノイル]-L-グリセロ-3-ホスホ]コリン]アニオン ,  DMPC ,  DOPC

タイトルに関連する用語 (3件)： サファイア ,  担持 ,  脂質二重層