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J-GLOBAL ID:201002205738164060   整理番号:10A0053013

感覚神経特異的GPCR Mrgprsはクロロキン誘発性皮膚掻痒を媒介するかゆみ受容体である

Sensory Neuron-Specific GPCR Mrgprs Are Itch Receptors Mediating Chloroquine-Induced Pruritus
著者 (18件):
資料名:
巻: 139  号:ページ: 1353-1365  発行年: 2009年12月24日 
JST資料番号: A0707B  ISSN: 0092-8674  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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一次感覚神経におけるヒスタミン非依存的掻痒を媒介する細胞機序および分子機序はほとんど不明である。クロロキン(CQ)に誘発されるかゆみは,この広く使われる抗マラリア剤によく見られる副作用である。本稿で著者らは,末梢感覚神経でのみ発現されるG蛋白質共役受容体ファミリーであるMrgprがかゆみ受容体として機能することを示している。Mrgpr遺伝子のクラスターが欠損したマウスはCQに誘発されるかゆみの有意な欠乏を示すが,ヒスタミンに誘発されるかゆみの場合はこれを示さない。CQは直接Mrgpr依存的に感覚神経を興奮させる。CQは特にマウスMrgprA3およびヒトMrgprX1を活性化する。機能喪失および獲得試験により,マウスのCQ反応性にはMrgprA3が必要であることが実証された。さらに,MrgprA3発現神経はヒスタミンに反応し,かゆみ感覚に関わるペプチドであるガストリン放出ペプチドとMrgprC11を同時発現する。MrgprC11特異的作動薬BAM8-22を用いてこれらの神経を活性化すると,野生型マウスではかゆみが誘発されるが,突然変異マウスでは誘発されない。したがって,Mrgprはかゆみ選択的神経への分子的到達を可能にし,かゆみ治療の新たな標的となる可能性がある。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
皮膚の基礎医学  ,  生物学的機能  ,  末梢神経系 

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