抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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酒類総合研究所では,平成16年に消費者の健康に関する意識と酒類消費との関係調査を実施したが,その後,消費者の健康意識は変化し,酒類消費や選択の動機に影響を与えていると予想される。本報では,前回とほぼ同じ内容の調査を実施しこれらの変化について検討を行った。調査はインターネットリサーチにより行い,アンケート様式を紹介した。健康状態及び健康に関する意識については,自身が健康に関与する意識として当てはまるとした人が多い項目は,第4位に飲酒を控える,または飲んでも適量を心がけているであり,前回調査とほぼ同じであった。飲酒実態については,飲酒率が女性の50代と60代で増加しており,非飲酒者の非飲酒動機は前回調査と大きな違いはなかった。酒類選択時に重視するポイントのうち健康関連では,アルコール度数,二日酔いになりにくい,糖分が3割を超えており,ほぼ毎日飲むという人は,健康上の問題を抱えている割合が高い傾向が見られた。また,酒類に関する健康イメージは,前回調査に比べ大きく低下し,健康を考えたお酒を飲んだことがある人は女性の方が多く,表示に関する関心分野では,食品添加物,遺伝子組み換え原料,国産原料への関心が高かった。