文献

J-GLOBAL ID：201002207632386210   整理番号：10A0797262

前嗅核外側部ニューロンは臭気源の左右の局在を検出する

Neurons in the anterior olfactory nucleus pars externa detect right or left localization of odor sources

著者 (9件)： KIKUTA Shu (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KIKUTA Shu (JST-CREST, Tokyo, JPN) ,  SATO Kenichiro (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KASHIWADANI Hideki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KASHIWADANI Hideki (JST-CREST, Tokyo, JPN) ,  TSUNODA Koichi (Tokyo Medical Center, Tokyo, JPN) ,  YAMASOBA Tatsuya (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  MORI Kensaku (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  MORI Kensaku (JST-CREST, Tokyo, JPN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 27  ページ： 12363-12368  発行年： 2010年07月06日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ラットは臭気源を右と左鼻孔を介して臭気入力を比較することにより匂いを局在化できる。今回,ウレタン麻酔ラットの前嗅核(AON)ニューロンから単一ユニットスパイクを記録し,臭気物質10カテゴリーからなる臭気パネルを用いて同側と反対側の鼻孔刺激反応を検討した。AON外側部(AONpE)ニューロンは,臭気物質で同側鼻孔のみの刺激に呼吸相固定の興奮性スパイク反応を示し,同じ臭気物質で反対側鼻孔のみの刺激に抑制性反応を示した。同側と反対側の鼻孔への同時臭気物質刺激は,同側鼻孔のみの刺激より小さな反応を示し,AONpEニューロンは同側鼻孔の臭気入力から反対側鼻孔入力を引き算することを示唆した。同側臭気源は中央に置いた臭気源より大きな反応を示した。さらに検討し,個々のAONpEニューロンは2つの鼻孔からのシグナルを照らし合わせることにより臭気源の位置を決定することが示唆された。

シソーラス用語： 嗅覚器 ,  ニューロン ,  臭気源 ,  カルバミド酸エステル ,  ラット ,  スパイク電位 ,  臭気物質 ,  臭気 ,  *生体刺激 ,  *嗅脳 ,  電気生理 ,  前嗅核 ,  *嗅皮質 ,  ネズミ亜目 ,  *終脳 ,  *前脳
準シソーラス用語： *匂い刺激

分類 (1件)： 中枢神経系  (EJ12030F)

物質索引 (1件)： ウレタン

タイトルに関連する用語 (4件)： 前嗅核 ,  側部 ,  ニューロン ,  臭気源