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J-GLOBAL ID:201002207973862207   整理番号:10A0469382

バイオエタノール製造のためのエタノールの抽出平衡-溶媒選択と液液平衡の測定-

Extraction Equilibrium of Ethanol for Bioethanol Production-Solvent Selection and Liquid-liquid Equilibrium Measurement-
著者 (4件):
資料名:
巻: 53  号:ページ: 135-143  発行年: 2010年05月01日 
JST資料番号: F0042A  ISSN: 1346-8804  CODEN: JJPIAP  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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発酵溶液からのバイオエタノールの分離・濃縮を目的とし,選定した溶媒を用いてエタノールの液液分配平衡を測定した。まず,製品がバイオ燃料であることを考慮し溶媒選択の方針を示した。m-キシレンを主溶媒とし,補溶媒をこれに混合することによりエタノールの溶解度を向上させることとした。カプリン酸,1-ヘキサノール,2-エチルヘキサノールを補溶媒として4成分系液液平衡を測定し,エタノールの抽出性能を評価した。主溶媒のm-キシレンのみを用いた3成分系液液平衡の場合,エタノールの分配係数は小さく,水に対するエタノールの選択度は高かった。補溶媒を使用した場合全てにおいて分配係数は向上したが,カプリン酸を用いた場合は分離の選択度が非常に低下した。1-ヘキサノールおよび2-エチルヘキサノールを用いた場合の分離の選択度には大きな違いはなかったが,1-ヘキサノールを用いた場合の方が2-エチルヘキサノールを用いた場合に比べて2相領域が小さく,2-エチルヘキサノールがより適した補溶媒であった。次に,2-エチルヘキサノールの濃度によるエタノールの分配への影響を測定した。少量の2-エチルヘキサノールの添加により分配係数は向上し,かつ分離の選択度はm-キシレンの場合のものと同等であった。また,一般および改定UNIFAC法を用いて測定した液液平衡を推定した。両方法は十分に液液平衡を満足に予測することができたが,改定UNIFAC法がより良い予測をした。しかし,濃度の低い範囲における油相中の水濃度の推算は難しく,実測値より大きく推算した。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
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分類 (2件):
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液体燃料工業  ,  抽出 
物質索引 (5件):
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引用文献 (19件):
  • 1) Black, C., Chem. Eng. Prog., 76, 78 (1980).
  • 2) Luyben, W. L., AIChE J., 52, (2), 623 (2006).
  • 3) Morigami, Y., Kondo, M., Abe, J., Kita, H., Okamoto, K., Sep. Purif. Technol., 25, (1-3), 251 (2001).
  • 4) Al-Asheh, S., Ganat, F., Al-Lagtah, N., Chem. Eng. Res. Des., 82, (A7), 855 (2004).
  • 5) Diaz, S., Gros, H., Brignole, E. A., Computers and Chemical Engineering, 24, (9-10), 2069 (2000).
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