抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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海氷表面から大気への硫化ジメチル(DMS)の放出量を定量評価するため,2010年1月から2月に,南極海沿岸定着氷域で観測を実施した。海氷-大気間のDMSフラックスは+0.1μmol m
-2day
-1から+5.3μmol m
-2day
-1となった(プラスは海氷表面から大気へのDMSの放出を意味する)。DMSフラックスはスラッシュのDMS濃度に大きく依存した。一方,積雪上にチャンバーを設置した際には,DMSフラックスは+0.1μmol m
-2day
-1から+0.3μmol m
-2day
-1と小さくなった。これは,積雪及びアイスレイヤーの存在によって大気へのDMS放出が妨げられたためであると考えられる。(著者抄録)