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J-GLOBAL ID：201002209490100767   整理番号：10A0379276

導電性物質が接触した配電線のコロナ特性と絶縁電線の寿命推定

Corona Characteristics of Distribution Line in Contact with Conductive Material and Life Estimation of Conductor Insulation

著者 (3件)： 山下敬彦 (長崎大学 工学部) ,  藤島友之 (長崎大学 工学部) ,  久芳宏之 (長崎大学 工学部)
資料名： 電気学会論文誌 B  (IEEJ Transactions on Power and Energy)
巻： 130  号： 4  ページ： 437-442 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： S0809A  ISSN： 0385-4213  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鳥巣の接触した絶縁電線の劣化進行過程を印加電圧6.6kVで調べた結果,絶縁電線の寿命は約1.7年と推定されている。本研究では,寿命をさらに詳細に検討するため,印加電圧の大きさを変えて劣化試験を行い,劣化の様子と絶縁電線の寿命について詳細に調べた。実験は,導電性接触物を巻きつけて接地した絶縁電線に交流高電圧(10,15,20kV)を印加し,コロナ放電により電線被覆が貫通劣化するまでの時間を測定した。寿命推定方法はV-t特性による寿命推定とコロナ放電電荷量を基にした加速倍率による寿命推定の2方法で行った。V-t特性による寿命推定では,約2.0年であった。また,印加電圧が高くなると,コロナ放電特性が変化することが分かった。

シソーラス用語： *鳥獣害 ,  *絶縁電線 ,  *配電線 ,  コロナ放電 ,  寿命診断 ,  劣化 ,  電圧依存性 ,  高電圧 ,  絶縁材料 ,  絶縁体

分類 (1件)： 配電(事業者側)  (NB05040R)

引用文献 (5件)：

• (1) T. Yamashita, T. Ishihara, M. Kawaguchi, T. Fujisima, H. Matsuo, and M. Huruta: “Deterioration of Insulated Wire by Corona Discharge”, IEEJ Trans. PE, Vol. 126, No. 12, pp. 1261-1266 (2006-12) (in Japanese)
• 山下敬彦・石原 剛・川口将志・藤島友之・松尾寿夫・古田正数: 「コロナ放電による絶縁電線の劣化」, 電学論B, 126, 12, pp. 1261-1266 (2006-12)
• (2) H. Kuba, T. Fujishima, and T. Yamashita: “Corona characteristics of distribution line in contact with bird nest and life estimation of conductor insulation”, Proc. of 2007 Korea-Japan Joint Symposium on Electrical Discharge and High Voltage Engineering, pp. 227-230 (2007)
• (3) Discharge Handbook, p. 340, IEEJ (1961) (in Japanese)
• 放電ハンドブック, p. 340, 電気学会 (1961)

タイトルに関連する用語 (5件)： 導電性物質 ,  配電線 ,  コロナ ,  絶縁電線 ,  寿命推定