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J-GLOBAL ID:201002210287243879   整理番号:10A0525493

防災の観点からの燃焼挙動把握とその対策技術 世界各地の森林と泥炭火災と防止技術

Understanding and Suppression Measures of Combustion in respect of Prevention of Disasters Forest and Peat Fires in Various Places in the World and Their Prevention Techniques
著者 (1件):
資料名:
巻: 52  号: 160  ページ: 113-120  発行年: 2010年05月15日 
JST資料番号: Z0837A  ISSN: 1347-1864  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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毎年のように大規模な森林や原野の火災が発生しているが,その現状はほとんど知られていない。マスコミが人命や家屋に被害が及んだ時にしか報道しないことも原因である。しかし,1997-1998年に発生した20世紀最大級のエルニーニョ現象のため,インドネシアの泥炭火災を始め世界各地の森林が燃えた。この結果,ハワイで観測されている二酸化炭素濃度は,近年の年間平均増加量の1.8PPm/年よりも1.2ppm多い3.1ppm/年に達した。この急激な濃度の増加現象は,バイオマス火災が無視できない規模である事を意味し,人類はもっとよく,地球上で起きているバイオマス火災を知る必要のあることを示唆している。今後のバイオマス火炎の制御=防止は,地球上の人類の存亡に関わる重要な課題の一つである言える。本論文では,地球規模のバイオマス火炎として,主にアラスカ北方林での森林火災とインドネシアの泥炭火炎を取り上げ,それぞれの現状と特徴について解説し考察を加えた。地球の温暖化と森林,バイオマス火災の種類と燃焼形態,世界各地のバイオマス火災の概要,インドネシア泥炭火災とその防止技術,北方林の大規模火災とその防止技術などについて解説した。
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分類 (2件):
分類
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火災  ,  炭鉱,石炭資源 
引用文献 (16件):
  • WOOD, C. A. Global Biomass Burning. 1991, 29-40
  • IPCC (気候変動に関する政府間パネル, Intergovernmental Panel on Climate Change) の第四次報告書. 2011
  • 吉良竜夫. 生態学からみた自然. 1971
  • DWYER, E. J. Biogeog. 1999, 27, 57-69
  • WHITTAKER, R. H. Carbon and Biosphere. 1973, 281-302
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