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J-GLOBAL ID：201002210531154557   整理番号：10A0874730

ポリアクリルアミド乾燥強化樹脂を含有する紙のESCAイメージング

Imaging with ESCA of Paper Containing a Polyacrylamide Dry Strength Resin

著者 (4件)： SAKAEMURA Takushi (R&D Dep., Arakawa Chemical Industries, Ltd., 1-1-9, Tsurumi, Tsurumi-ku, Osaka, Osaka 538-0053, JPN) ,  SAKAEMURA Takushi (Graduate School of Agriculture, Kyoto Univ., Sakyo-ku, Kyoto 606-8502, JPN) ,  INOKUCHI Fumiaki (R&D Dep., Arakawa Chemical Industries, Ltd., 1-1-9, Tsurumi, Tsurumi-ku, Osaka, Osaka 538-0053, JPN) ,  YAMAUCHI Tatsuo (Graduate School of Agriculture, Kyoto Univ., Sakyo-ku, Kyoto 606-8502, JPN)
資料名： 繊維学会誌  (Journal of the Society of Fiber Science and Technology, Japan)
巻： 66  号： 6  ページ： 160-162 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： F0278A  ISSN： 0037-9875  CODEN： SENGA5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 厳密な繊維表面上のポリアクリルアミド(PAM)の分布を調べるため,カチオン性PAM乾燥強度樹脂を含有する紙に,分析深さが10nmに達する走査X線光電子分光法(ESCA)マイクロプローブによる最新画像化法を適用した。厳密な表面PAM含有量は全PAM含有量より可なり高かった。このことは添加したPAMは繊維表面近傍に集められることを示すものである。また,濃度は叩解度が増すと低下した。セルロース繊維から誘導されたC1sおよびO1s画像は,均一分布をしめすものと期待したが,C1sおよびO1s画像は,繊維の叩解度に関係なく,紙の表面粗さによる不均一を明らかに示した。一方,PAMから誘導したN1s画像は孤立し,散らばった信号を与えた。この繊維表面上のPAMの特徴的な分布は,分析深さが約1μmであるミクロATR/FT-IR画像に示された繊維壁内のPAMの一般的な均一な面内分布とは異なっていた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ポリアクリルアミド ,  *X線光電子分光法 ,  *紙 ,  FTIR分光法 ,  *セルロース繊維 ,  叩解度
準シソーラス用語： *ESCA ,  FTIR【分光法】

分類 (1件)： 紙・紙製容器の性質・試験  (YL04020D)

引用文献 (9件)：

• SAKAEMURA, T. Japan Tappi J. 2009, 63, 11, 1349
• MIHARA, I. Nordic Pulp Paper Res. J. 2008, 23, 4, 382
• SAKAEMURA, T. Proceedings of the 14^<th> Fundamental Research Symposium held at Oxford, Fundamental Research Communications, 2009. 2009, 5-8
• SAKAEMURA, T. Senni Gakkaishi. 2009, 65, 9, 252
• PRESTON, J. Proceedings of the 14th Fundamental Research Symposium held at Oxford, 2009. 2009, 749

タイトルに関連する用語 (5件)： ポリアクリルアミド ,  強化樹脂 ,  紙 ,  ESCA ,  イメージング