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J-GLOBAL ID:201002211352254073   整理番号:10A1532808

EPRスピン-プローブ法で調べた角質層の脂質の構造 テルペン類の応用

Stratum Corneum Lipid Structure Investigated by EPR Spin-Probe Method: Application of Terpenes
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巻: 45  号: 11  ページ: 1081-1087  発行年: 2010年11月 
JST資料番号: B0873A  ISSN: 0024-4201  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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角質層(SC)の脂質の構造とバリヤー機能との関連は,IR分光法やX線回折により研究が行われてきた。一方,電子常磁性共鳴(EPR)は,脂質二重層中のプローブ分子を高感度かつ非破壊性に測定できることから,SC中の脂質の構造を詳細に解析することが可能である。本研究では,EPRとスロータンブリングシミュレーションを用いて,無毛マウスの角質層(SC)の脂質の構造について検討した。無毛マウス(HOS:HR-1)の背部からガラス板を用いて連続的に剥がして採取したSCについて,5-ドキシルステアリン酸(5-DSA)と3β-ドキシル-5α-コレスタン(CHL)を用いて秩序度を評価した。最初に剥がしたSCでは,SCに取り込まれた5-DSAのEPRスペクトルが特徴的なピークを示した。5-DSAのスロータンブリングシミュレーションにより,無処理のSCとテルペン類で処理したSCのEPR強度と秩序度が異なることが明らかになった。α-テルピネオール処理により,単鎖5-DSAの浸透が無処理の約3倍に亢進したが,SC中のCHLのEPRスペクトルは,シグナル強度を除き各ストリップ間で差がなかったことから,CHLはSC内に5-DSAとは異なるパターンで浸透することが示唆された。5-DSAの亢進はCHLのそれよりも大きいことが示された。以上より,構造皮膚を介した種々の薬物の投与に有用な角質層の脂質の構造に関する情報が得られた。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
脂質一般  ,  外皮一般 

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