抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
外洋に面する大規模港湾では,数分程度の長周期波の作用による港内係留船の共振動揺による係留索の切断や荷役作業の中断など各種の荷役障害が報告されている。このような長周期船体動揺に対する対策法の一つとして,港口部に波浪共振装置を設け,長周期波の港内への進入を制御する工法が知られている。本研究は,このような共振装置による長周期波の制御をより効果的に行えるようにするため,従来の矩形型共振装置の性能を向上させる工法を提案する。この工法は,矩形型共振装置の港内側の開口部付近に航路に平行に一組の直線堤を付加するもので,特に矩形型共振装置の長周期側における遮蔽効果を改善するためのものである。ここでは,この付加する直線堤による長周期波の制御効果を,鉛直線グリーン関数法に基づく数値解析法を用いて各種の形状寸法に着目した検討を行い,付加する直線堤の効果的な寸法などについて明らかにする。(著者抄録)