抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ゼロ磁場分裂を持つ系,強磁性体のESRでは,マイクロ波の周波数を高くする必要があるが,強磁場発生の困難と高周波数のマイクロ波発生装置の出力低下と共振器のサイス低下による感度低下で実用化が困難である。これを解決するためLC回路を用いてコンデンサ放電によるパルス磁場発生と共振器を用いないで磁化の変化からカンチレバーを用いる方式のESR装置を開発した。原子間力顕微鏡に用いたカンチレバーに試料としてCo-Tutton塩(Co(NH
4)
2(SO
4)
2・の6H
2Oを貼り付けた。80GHzの電磁波のON,OFFの信号差から,ESR信号を検出した10
11spins/Gと推定される感度が得られ,市販のXバンドESRの感度10
10spins/Gに匹敵した。