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J-GLOBAL ID：201002212719770193   整理番号：10A0225990

遺伝的アルゴリズムによる石灰石鉱山の品位調整を目的とした採掘シミュレーション

Mining Simulations for Grade Adjustment in Limestone Quarry Using Genetic Algorithm

著者 (4件)： 伊藤俊秀 (関西大 総合情報) ,  別所昌彦 (関西大 総合情報) ,  CHEN Youqing (京大 大学院エネルギー科学研究科) ,  野村泰稔 (立命館大 理工)
資料名： Journal of MMIJ  (Journal of MMIJ)
巻： 126  号： 3  ページ： 78-83  発行年： 2010年02月25日 
JST資料番号： F0463A  ISSN： 1881-6118  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 石灰石鉱山における品位調整方法として,動的計画法(DP法)と遺伝的アルゴリズム(GA法)を用いた採掘シミュレーションを行った。鉱山を小さなブロックに分割し,これらのブロックの最適採掘順序の組み合わせ探索問題として採掘計画を作成した。その結果,DP法では採掘規模が大きくなると処理時間が著しく増大し探索が難しくなるが,GA法では実用的な時間で処理することができた。小規模範囲での探索では,DP法の精度の方がGA法に比べ高い結果が得られたが,現実的にはGA法で得られた解でも十分実用的であると考えられた。大規模な探索の場合,はじめにGA法により最適探索順序の大枠を推定し,つぎにDP法により最適探索順序を再構築することが有効であると考えられた。許容濃度の制約条件が相反するCaOとP₂O₅を同時に評価する探索も試み,相互の影響について計算結果を示した。

シソーラス用語： 石灰石鉱山 ,  *露天採掘 ,  計算機シミュレーション ,  遺伝的アルゴリズム ,  *探索問題 ,  動的計画法 ,  酸化リン ,  酸化カルシウム ,  制約付最適化問題 ,  *鉱石品位 ,  計算機利用 ,  利用 ,  進化的計算

分類 (1件)： 露天採掘  (UA05080N)

引用文献 (20件)：

• 1) T.Ito, M.Omura, T.Nishiyama, et al. :Journal of Japan Soc. Eng. Geol., 42 (2002) ,335-341.
• 2) Wayne L. Winston: Operation Research (Duxbury Press, Belmont, 1993) , pp.1003-1065
• 3) G.A. Strekachinskii, A.A. Ordin and V.A. Fedorin: Journal of Mining Science, 17 (1981) , 164-168.
• 4) M. Beaulieu and M. Gamache: Computers & Operations Research, 33 (2006) , 1606-1624.
• 5) S.A.A. Sabour: Resources Policy, 25 (1999) , 257-264.

タイトルに関連する用語 (5件)： 遺伝的アルゴリズム ,  石灰石鉱山 ,  品位 ,  採掘 ,  シミュレーション