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J-GLOBAL ID：201002213533830176   整理番号：10A0841165

次世代ハイブリッドマテリアル クレイエレクトロニクスの幕開け

著者 (1件)： 佐藤久子 (Ehime Univ.)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 45  号： 8  ページ： 604-608  発行年： 2010年08月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 最近,ナノスケール高機能材料として層状無機化合物(無機ナノシート)が着目されている。その中で,粘土鉱物は剥離が容易で環境に優しいナノシート材料である。本稿では,Langmuir-Blodgett(LB)法を利用した粘土単一膜と両親媒性分子の複合膜の構築およびP型半導体性を示す層状酸化物の探索について解説した。1)粘土LB法による膜:製造,修飾電極の測定法,剥離した粘土膜を用いた電気伝導性の測定法,2)粘土膜は電子を通すか?(有機-無機ハイブリッド粘土LB法):Ru-モンモリロナイト複合膜,3)剥離した粘土膜はP型半導体になりうるか?(無機-無機へテロ界面の利用):Zn(II)サポナイトナノシートキャスト膜の伝導性,ペロブスカイトニオブ酸ナノシート膜の伝導性,Zn-サポナイトとニオブ酸ナノシート接合による光ダイオード特性。

シソーラス用語： *有機-無機ハイブリッド ,  層状化合物 ,  モンモリロナイト ,  粘土鉱物 ,  *粘土 ,  ナノ構造 ,  膜 ,  複合膜 ,  Langmuir-Blodgett膜 ,  両親媒性高分子 ,  P型半導体 ,  高分子修飾電極 ,  電気伝導率 ,  計測 ,  剥離 ,  ヘテロ接合 ,  金属酸化物 ,  ペロブスカイト型結晶 ,  ニオブ酸塩 ,  サポナイト ,  フォトダイオード ,  光電流 ,  ルテニウム化合物 ,  電流電圧特性 ,  バンドギャップ ,  応答 ,  界面 ,  表面構造 ,  電子技術 ,  インターカレーション ,  *ハイブリッド複合材料 ,  ナノシート
準シソーラス用語： 測定方法 ,  光応答 ,  界面組織 ,  ナノエレクトロニクス

分類 (1件)： セラミック・磁器の性質  (YC03030G)

引用文献 (16件)：

• 黒田一幸編. 無機ナノシートの科学と応用. 2005
• YAMAGISHI, A. Application of Langmuir-Blodgett Method for preparing a clay-modified electrode. CMS workshop lecture. 2002, 10, 63-88
• THENG, K. G. The Chemistry of Clay-Organic Reactions. 1974
• INUKAI, K. J. Chem. Soc., Chem. Commun. 1994, 959-960
• UMEMURA, A. J. Am. Chem. Soc. 2002, 124, 992-997

タイトルに関連する用語 (3件)： 次世代 ,  クレイ ,  エレクトロニクス