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J-GLOBAL ID：201002214241778153   整理番号：10A0768201

Viscous fingeringの反応性流体力学の実験研究

著者 (1件)： 長津雄一郎 (名古屋工大 大学院工学研究科)
資料名： ながれ  (日本流体力学会誌)
巻： 29  号： 3  ページ： 161-164  発行年： 2010年06月25日 
JST資料番号： Y0082A  ISSN： 0286-3154  CODEN： NRRGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ヘレ・ショウセル内において高粘性流体と低粘性流体の界面に生ずる,複雑なパターン(ビスカスフィンガリング:VF)形成に及ぼす化学反応の影響について調べた研究の概要を紹介した。化学反応により粘度変化を伴うVFを,ポリアクリル酸水溶液の粘性率のpH依存性を利用して実現した。反応により粘性が上昇する系および低下する系の実験を行い,VFパターンがそれぞれ密または疎となることを示し,そのメカニズムを提案した。また,VFパターン形成の代わりに渦巻きパターンが形成される条件の研究について述べた。さらに,ポリエチレンオキサイド(PEO)水溶液と塩化銅(II)・塩化鉄(II)水溶液を高・低粘性流体として用いて有限な反応速度の実験を行い,VFパターンが密になることを見出した。

シソーラス用語： *粘性流体 ,  *フィンガリング ,  *化学変化を伴う流れ ,  粘度 ,  pH依存性 ,  反応速度 ,  ポリアクリル酸 ,  ポリエチレンオキシド ,  旋回流 ,  金属イオン ,  実験 ,  高分子溶液 ,  Hele-Shawセル ,  ビスカスフィンガリング ,  係数 ,  輸送係数 ,  度
準シソーラス用語： 渦巻流 ,  *化学反応流 ,  粘性フィンガリング ,  粘性率

分類 (1件)： 非Newton流  (BC02020R)

引用文献 (12件)：

• NAGATSU, Y. Experimental study on miscible viscous fingering involving viscosity changes induced by variations in chemical species concentrations due to chemical reactions. J Fluid Mech. 2007, 571, 475-493
• NAGATSU, Y. Spiral pattern in a radial displacement involving a reaction producing gel. Phys. Rev. E. 2008, 78, 026307
• NAGATSU, Y. Effects of moderate Damkohler number on miscible viscous fingering involving viscosity decrease due to a chemical reaction. J Fluid Mech. 2009, 625, 97-124
• NAGATSU, Y. Miscible displacements with a chemical reaction in a capillary tube. AIChE J. 2008, 54, 601-613
• NAGATSU, Y. Investigation of reacting flow fields in miscible viscous fingering by a novel experimental method. AIChE J. 2009, 55, 563-580

タイトルに関連する用語 (4件)： 反応性流 ,  体力学 ,  実験 ,  研究