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J-GLOBAL ID:201002214614849862   整理番号:10A0471833

日本から新たに報告されたマンガン質バナジウム質柘榴石であるMomoiite:(Mn2+,Ca)3(V3+,Al)2Si3O12

Momoiite, (Mn2+,Ca)3(V3+,Al)2Si3O12, a new manganese vanadium garnet from Japan
著者 (7件):
資料名:
巻: 105  号:ページ: 92-96 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: G0150B  ISSN: 1345-6296  CODEN: JMPSCA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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Mn2+とV3+に富む珪酸塩柘榴石の類似鉱物であるMomoiite:(Mn2+,Ca)3(V3+,Al)2Si3O12は,日本の鞍瀬(愛媛県):模式地,法花寺野A(京都府),および藤井鉱山(福井県)の3地域において発見されている。Momoiiteは緑色系黄色からエメラルド系緑色の色調を呈し方解石やテフロ石を伴う厚さ数ミリメーターの鉱脈中の最大で1ミリメートルのサイズで形成されている集合体の中に認められる。Momoiiteは光学的に等方性であり,n=1.86(1)である。計算された密度は4.01g/cm3で,その硬度はモース硬度で6.5である。鞍瀬鉱山のMomoiiteの代表的な経験的な計算式は,計算単位ごとにO=12を基本とすると(Mn1.80Ca1.12Mg0.04)Σ2.96(V1.51Al0.52)Σ2.03Si3.00O12である。鉱物は空間群がIa3d,a=11.9242(7)Å,V=1695.5(3)Å,およびZ=8の立方体である。X線粉末回折パターン,[Å(I/I0)(hkl)]中の最大の7つのラインは2.982(78)(400),2.668(100)(420),2.435(42)(520),2.178(20)(521),1.935(21)(611),1.654(20)(640)及び1.594(30)(642)である。Momoiite固溶体は現実的にはかなりの低い圧力において存在しているが,しかし非常に高いMomoiiteの含有はもしかりにVとMnが鉱石中に非常に高く濃集されていても,鞍瀬,法花寺野,および藤井鉱山における鉱石鉱床中の様な圧力状態の環境においてはおそらく形成されないと思われる。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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珪酸塩鉱物 

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