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J-GLOBAL ID：201002214906881708   整理番号：10A0708430

イオン液体添加高分子複合材料のトライボロジー特性および自己潤滑コーティングへの適用

Tribological Properties of Polymeric Composites Including Ionic Liquid and Its Application to Self-lubricating Coating

著者 (3件)： 金井政樹 (東京工大 大学院) ,  齋藤真司 (東京工大 大学院) ,  平田敦 (東京工大 大学院理工学研究科)
資料名： 精密工学会誌(CD-ROM)  (精密工学会誌論文集)
巻： 76  号： 7  ページ： 804-808  発行年： 2010年07月05日 
JST資料番号： F0268B  ISSN： 1348-8716  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,熱安定性に優れ,常温で液体である光硬化性のエポキシ樹脂にイオン液体を添加し硬化させて高分子複合材料を作製し,その自己潤滑特性について検討した,これにより得た主な知見を次に示した。1)高分子材料のエポキシ樹脂とポリスチレンにイオン液体BMImBF₄を混合した複合材を作製し,BMImBF₄の添加により摩擦の減少が顕著となること,2)エポキシ樹脂中のBMImBF4含有率が摩擦特性に与える影響を調べた結果,BMImBF₄含有率の高いほど摩擦係数は低下するが,BMImBF₄を30wt%以上含有したものは機械的強度が極端に低くなり摺動試験はできなかったこと,3)シリコン・アクリル樹脂・炭素鋼(SK5)にそれぞれコーティングをして摩擦試験をし,基材の違いによる摩擦特性への影響を調べた結果,アクリル樹脂上ではシリコン鏡面にコーティングしたときと同様に空気中,真空中で0.1以下の低摩擦係数を示すが,炭素鋼上ではこれらよりも摩擦係数が増加すること,またこの対策についても検討し,SK5上でもイオン液体添加エポキシ樹脂コーティングによる低摩擦表面形成を実現したことなど。

シソーラス用語： *複合材料 ,  *被覆 ,  光重合型樹脂 ,  エポキシ樹脂 ,  *自己潤滑 ,  *イオン液体 ,  トライボロジー ,  摩擦係数 ,  摩擦 ,  ケイ素 ,  アクリル樹脂 ,  高炭素鋼 ,  膜厚
準シソーラス用語： *高分子複合材料 ,  *トライボロジー特性 ,  摩擦特性 ,  SK5

分類 (2件)： 高分子材料一般  (YH07010B) ,  潤滑一般  (QB02010S)

タイトルに関連する用語 (5件)： イオン液体 ,  高分子複合材料 ,  トライボロジー特性 ,  自己潤滑 ,  コーティング