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J-GLOBAL ID：201002215028936361   整理番号：10A0926173

北陸地域でのコンクリート構造部位の中性化進行状況と計画保全の必要性

著者 (3件)： 足立嘉文 (中日本高速道路) ,  川原和弘 (中日本高速道路) ,  青山實伸 (中日本ハイウエイ・エンジニアリング名古屋)
資料名： 高速道路と自動車  (Expressways and Automobiles)
巻： 53  号： 9  ページ： 38-42  発行年： 2010年09月01日 
JST資料番号： F0048A  ISSN： 0287-2587  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 今回,北陸地域でのコンクリート構造部位の中性化進行状況の全体像を把握するためモニタリングを実施した。モニタリングは,建設後19~36年経過した北陸自動車道および東海北陸自動車道の設計強度の異なるコンクリート構造物の各構造部位で実施した。中性化深さの測定は,コアを採取しコア周面で行った。その結果,雨に洗われない床版等の構造部位は,中性化が早い。特に鋼非合成床版はかぶりが小さく中性化速度係数も大きく,一部で既に鉄筋の腐食が開始されつつある。中性化進行抑制のため,床版塗装による計画保全を実施することが補修のライフサイクルコスト(LCC)を小さくする上で効果的である。

シソーラス用語： 北陸地方 ,  *構造物 ,  *中性化 ,  監視 ,  高速道路 ,  *橋床版 ,  劣化 ,  鉄筋 ,  *腐食 ,  塗装 ,  *コンクリート構造物 ,  *金属腐食
準シソーラス用語： *鉄筋腐食

分類 (2件)： コンクリート橋,その他の材料を用いた橋  (RC06030U) ,  モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (5件)：

• 2007年制定『コンクリート標準示方書【設計編】』, pp. 54-55, p.111, pp. 117-119, 土木学会。
• 青山 實伸ほか: 「北陸地方での道路構造物の中性化深さ進行特性」, 『コンクリート工学年次論集』, Vol.32, No.1, pp. 635-640, 2010. 7。
• 『コンクリート診断技術06【基礎編】』, p.39, 日本コンクリート工学協会。
• 和泉意登志他: 『中性化』, 技報堂出版, pp. 43-44, pp. 49-52, 1986. 8。
• 齋藤正司ほか: 「北陸自動車道 親不知海岸高架橋上部工の塩害予防保全対策」, 『コンクリート工学』, Vol.46, No.10, p.28, 2008. 10。

タイトルに関連する用語 (6件)： 北陸 ,  地域 ,  コンクリート構造 ,  中性化 ,  状況 ,  計画保全