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J-GLOBAL ID：201002215152517849   整理番号：10A0499002

金活性サイトの選択的ノックアウト

Selective Knockout of Gold Active Sites

著者 (7件)： NOWICKA Anna Maria (Warsaw Univ., Warsaw, POL) ,  HASSE Ulrich (Univ. Greifswald, Greifswald, DEU) ,  SIEVERS Gustav (Univ. Greifswald, Greifswald, DEU) ,  DONTEN Mikoaj (Warsaw Univ., Warsaw, POL) ,  STOJEK Zbigniew (Warsaw Univ., Warsaw, POL) ,  FLETCHER Stephen (Univ. Loughborough, Loughborough, GBR) ,  SCHOLZ Fritz (Univ. Greifswald, Greifswald, DEU)
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 49  号： 17  ページ： 3006-3009  発行年： 2010年 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 金電極をFenton試薬に曝露するとラジカル中間体を含む電気化学反応における電子移動速度k_sが劇的に減少した。この減少はFenton試薬による曝露,すなわち,ヒドロキシルラジカルの攻撃により,金電極上の活性サイトが選択的にノックアウトされることにより解釈できた。完全にd軌道が充填された結晶学的に完全な金表面と異なり,金電極上の活性サイトの金原子のd軌道は部分的に満たされた状態にあると考えられる。これらの軌道はd軌道が半占有された白金表面と類似し,フリーラジカル中間体を含む反応を触媒することができる。金活性サイトの失活を以下の2つの酸化還元反応について比較した:キノン-ヒドロキノン(Q/HQ)及びRu^III/Ru^II酸化還元反応。フリーラジカル中間体を経るQ/HQ酸化還元反応の場合,k^sはFenton試薬に曝露することにより顕著に減少した。一方,フリーラジカル中間体を経ないRu^III/Ru^II酸化還元反応の場合,k_sはほとんど変化しなかった。

シソーラス用語： *金電極 ,  活性部位 ,  *Fenton試薬 ,  触媒失活 ,  サイクリックボルタンメトリー ,  *酸化還元反応 ,  電気化学反応 ,  キノン ,  ヒドロキシルラジカル ,  *反応中間体 ,  *電子移動 ,  反応速度論 ,  多価フェノール
準シソーラス用語： フリーラジカル

分類 (1件)： 電気化学反応  (CB07050F)

物質索引 (1件)： ヒドロキノン

タイトルに関連する用語 (3件)： 金 ,  活性サイト ,  ノックアウト