抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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西部北太平洋亜寒帯循環域における植物プランクトンによる水柱の光合成光利用効率(Ψ)は,年間を通して低いことが報告されているが,Ψの知見は限られているため,本研究では,同海域の2008年夏季のΨを調査した。その結果,ΨはFalkowski and Raven(2007)が示した全球海洋の上限よりも高く,この値は春季親潮域の値と同程度であったことから,この海域のΨは今まで考えられていた以上に大きく変化することが明らかとなった。また,本研究の高いΨの一因は鉄増殖制限下の植物プランクトン細胞にみられる高いC/Chl a比により生じた可能性が考えられた。(著者抄録)