抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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計算機技術の進歩に伴い,HPC(High Performance Computing)システムも高速化,巨大化している。HPCシステムは並列化による速度向上を行ってきているが,並列化技術やその利用技術による性能向上が頭打ちになりつつあり,新しい方式の提案が必要となっている。本研究の目的は,この新しい方式の一つとしての「リコンフィギャラブルな計算機により,コードの特性に計算機ハードウェアを合わせるシステム」というコンセプトの実現可能性を示すことである。本稿は,FPGA計算機を想定したコンセプトの検討経過と,大規模にパイプライン化されたCFDプログラムを,複数のFPGA上に実装するために開発しているマルチFPGA計算機システムのフレームワーク′′FLOPS2D′′の概要をハードウェアとソフトウェアの面から述べる。(著者抄録)