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J-GLOBAL ID：201002216127084420   整理番号：10A0611415

細胞膜を隔てたビタミンC駆動電子伝達の制御におけるNa⁺/H⁺交換体および細胞内pHの役割

A role for Na⁺/H⁺ exchangers and intracellular pH in regulating vitamin C-driven electron transport across the plasma membrane

著者 (4件)： LANE Darius J.R. (Monash Univ., VIC, AUS) ,  ROBINSON Stephen R. (Monash Univ., VIC, AUS) ,  CZERWINSKA Hania (Monash Univ., VIC, AUS) ,  LAWEN Alfons (Monash Univ., VIC, AUS)
資料名： Biochemical Journal  (Biochemical Journal)
巻： 428  号： 2  ページ： 191-200  発行年： 2010年06月01日 
JST資料番号： B0205A  ISSN： 0264-6021  CODEN： BIJOAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アスコルビン酸は電子伝達系の主要電子供与体で,その電子は細胞外の非トランスフェリン結合鉄などの細胞外酸化物へ伝達される。この現象をK562細胞および初代星状細胞で酸化剤としてフェリシアンを用いて解析し,膜の電子伝達系がグルコース輸送体を介したジヒドロアスコルビン酸取込みにより増強されることが明らかとなった。この増強は細胞から放出されるアスコルビン酸によるものではなく,アスコルビン酸の細胞内プールにのみ依存した。基質飽和速度論実験で,未知のレダクターゼによる細胞膜を隔てた酵素触媒反応の存在が示唆された。Na⁺/H⁺交換体阻害剤によるアスコルビン酸活性化電子伝達の阻害は,電子伝達系の活性が細胞内pHで制御されていることを示唆し,実際星状細胞の電子伝達系は細胞内の酸性化で強く阻害された。

シソーラス用語： *イオンポンプ【生体】 ,  対向輸送 ,  膜タンパク質 ,  K562細胞 ,  星状細胞 ,  *水溶性ビタミン ,  *電子伝達系 ,  酸化防止 ,  ミトコンドリア ,  ラクトン ,  第二アルコール ,  ポリオール
準シソーラス用語： *Na/H交換体

分類 (2件)： ビタミンC  (EB07040W) ,  生体エネルギー論一般  (EB10010X)

物質索引 (1件)： アスコルビン酸

タイトルに関連する用語 (5件)： 細胞膜 ,  ビタミンC ,  電子伝達 ,  細胞内pH ,  役割