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J-GLOBAL ID：201002216249394233   整理番号：10A1098570

ものづくり,コトつくり,ひとづくり~人間中心の社会的・経済的イノベーションに向けて~「ものづくり路線」からの脱却-「システムの時代」の科学技術を目指して-

著者 (1件)： 木村英紀 (理研BSI-トヨタ連携セ)
資料名： 経営システム  (Communications of Japan Industrial Management Association)
巻： 20  号： 4  ページ： 166-170  発行年： 2010年10月15日 
JST資料番号： L2671A  ISSN： 0917-6241  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 1990年代に入って,日本の製造業が様々な困難に」直面したとき,日本の競争力の原点として,「ものづくり路線」が強調された。本稿では,ものづくりが重要なことは当然であるが,「ものづくり路線」が「システム時代」にふさわしい科学技術の枠組みを作り上げて行く上で障害になっている問題点を示し,「ものづくり路線」の前提となっているものづくりが強い日本という思い込みが現状では正しいのかどうか疑問を呈した。次いで,現代の技術の変貌を,1)モノからコトへの目標の移動,2)要素からシステムへの課題の移動,3)ハードからソフトへの付加価値の移動,と把えて,それぞれを詳細に説明した。さらに,「システム時代」の科学技術のあり方として,システム科学技術を日本の土壌に定着させることの必要性を述べた。

シソーラス用語： *科学技術 ,  *システムアプローチ ,  方法論 ,  問題解決 ,  システム理論 ,  技術革新 ,  付加価値 ,  ソフトウェア
準シソーラス用語： 物作り ,  科学技術政策 ,  *イノベーション ,  要素技術

分類 (1件)： 科学技術一般  (AA01000H)

引用文献 (3件)：

• 木村英紀. ものつくり敗戦. 2009
• 日本ロボット工業会. 21世紀におけるロボット社会創造のための技術戦略調査報告書. 2001
• 木村英紀. 第5世代計算機プロジェクトか何を学ぶべきか?. 科学. 2009, 79, 3

タイトルに関連する用語 (7件)： ものづくり ,  人間 ,  社会 ,  経済 ,  イノベーション ,  路線 ,  科学