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J-GLOBAL ID:201002216753550521   整理番号:10A0581493

アルカリ及び有機酸を用いたミクロ藻類の水熱処理

Hydrothermal processing of microalgae using alkali and organic acids
著者 (6件):
資料名:
巻: 89  号:ページ: 2234-2243  発行年: 2010年09月 
JST資料番号: C0023A  ISSN: 0016-2361  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ミクロ藻類などの水生生物は,迅速な成長速度,CO2を取込む能力及び脂質生産に対する潜在能力のため,第三世代バイオ燃料の有望なソースとして確認されている。水熱液化による転換はミクロ藻類などの高含水量原料へ理論的に適し,触媒のあり又はなしにおける加熱圧縮水中でのバイオマスの処理を必要とする。本研究の目的は,Chlorella vulgaris及びSpirulinaを含む低脂質含有量のミクロ藻類及びシアノバクテリアから高品質,低分子量バイオ原油を生産するための条件を調べることであった。温度及び触媒種などのプロセス変数の影響を調べた。使用した触媒はアルカリ,水酸化カリウムと炭酸ナトリウム,及び有機酸,酢酸とぎ酸であった。液化収率を測定し,バイオ原油をCHNOS含有量と発熱量について分析した。バイオ原油をGC/MSによって分析し,組成を試験し,熱重量分析(TGA)を行って,その沸点範囲を推定した。水性フラクションをイオン交換クロマトグラフィーによる代表的なカチオンとアニオン,及び全有機炭素(TOC)について分析した。低い沸点と改善された流動特性を有するバイオ原油の収率は,有機酸触媒を用いて高かった。バイオ原油は概して70~75%の炭素含有量及び10~16%の酸素含有量であった。バイオ原油中の窒素含有量は一般的に4~6%であった。高い発熱量(HHV)は33.4~39.9MJkg-1範囲であった。GC/MS分析から,バイオ原油は芳香族炭化水素,窒素ヘテロ環状化合物,及び長鎖脂肪酸とアルコール類を含有していることが分かった。窒素バランスから,燃料窒素の大部分(50%に至る)はアンモニウムの形で水相へ移動した。残りはバイオ原油と気相間に分布し,後者は触媒条件に依存してHCN,NH3及びN2Oを含有していた。有機酸の添加は水相における窒素の減少,及び気相におけるNH3及びHCNの対応する増加につながった。有機酸の添加は生成したバイオ原油の収率と沸点分布に有利な効果を有していた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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液体燃料工業  ,  触媒操作  ,  海藻類 
タイトルに関連する用語 (4件):
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