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J-GLOBAL ID：201002217381621199   整理番号：10A0608484

N-2-エチルヘキシル尿素の合成とそのパラジウム(II)と金(III)の選択抽出平衡

Synthesis of N-2-Ethylhexylurea and Its Selective Extraction Equilibria of Palladium(II) and Gold(III)

著者 (4件)： BABA Yoshinari (Univ. Miyazaki, Miyazaki, JPN) ,  KANAI Yuki (Univ. Miyazaki, Miyazaki, JPN) ,  KANEMARU Shintaro (Univ. Miyazaki, Miyazaki, JPN) ,  OSHIMA Tatsuya (Univ. Miyazaki, Miyazaki, JPN)
資料名： Solvent Extraction Research and Development, Japan  (Solvent Extraction Research and Development, Japan)
巻： 17  ページ： 195-207  発行年： 2010年 
JST資料番号： L3207A  ISSN： 1341-7215  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 尿素,N-2-エチルヘキシルアミン,塩酸を用いてN-2-エチルヘキシル尿素(EHU)を合成し,Pd(II)およびAu(III)のような貴金属の抽出能について調べた。金属を含有する水溶液を塩酸に溶解し,EHUを含有するクロロホルム溶液と混合,撹拌した。水相および有機相の金属濃度は原子吸収スペクトルにより定量し,抽出平衡について調べた。その結果EHUはPd(II)とAu(III)の選択的抽剤であることがわかった。塩酸濃度が高いとAu(II)の方がPd(II)より選択的に抽出され,塩酸濃度が低いと,Pd(II)の方がAu(III)より選択的に抽出された。更に有機相に抽出されたPd(II)およびAu(III)は,チオ尿素水溶液や塩酸を含有するチオ尿素溶液を用いて有機相からストリッピングすることができた。

シソーラス用語： 化学合成 ,  *抽出平衡 ,  パラジウム化合物 ,  金化合物 ,  *金属イオン ,  *抽剤 ,  原子吸光分析 ,  定量分析 ,  塩酸 ,  濃度依存性 ,  ストリッピング ,  *液液抽出 ,  ウレア化合物 ,  有機硫黄化合物 ,  *パラジウムイオン ,  *金イオン

分類 (2件)： 分析試薬  (CC02030D) ,  抽出  (CC01040H)

物質索引 (2件)： N-(2-エチルヘキシル)尿素 ,  チオ尿素

引用文献 (12件)：

• F. Morikawa, Kogyo Reametaru, 74, 81(1981).
• K. Inoue and T. Maruuchi, Hydrometallurgy, 16, 93(1986).
• Y. Baba, T. Eguchi and K. Inoue, Bull. Chem. Soc. Jpn., 59, 1321(1986).
• Y. Baba, T. Eguchi and K. Inoue, J. Chem. Eng. Jpn., 19, 361(1986).
• J. Fu, S. Nakamura and K, Akiba, Sep. Sci.& Technol., 30, 609(1995).

タイトルに関連する用語 (4件)： ヘキシル ,  尿素 ,  パラジウム ,  抽出平衡