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J-GLOBAL ID：201002217789436837   整理番号：10A0377237

日本の都市部における鉄道沿線の粉塵および表層土壌の微量元素レベル

著者 (6件)： 渡邉泉 (東京農工大 大学院共生科学技術研究院) ,  義田真之 (東京農工大 大学院共生科学技術研究院) ,  尾崎宏和 (東京農工大 大学院共生科学技術研究院) ,  鈴木大輔 (東京農工大 大学院共生科学技術研究院) ,  稲田征治 (東京農工大 大学院共生科学技術研究院) ,  久野勝治 (東京農工大 大学院共生科学技術研究院)
資料名： 人間と環境  (Man and Environment)
巻： 36  号： 1  ページ： 19-29  発行年： 2010年03月20日 
JST資料番号： L0807A  ISSN： 0286-438X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄道沿線における塵埃や重金属汚染の実態について検討を行った。東京地区において走行する鉄道の多い路線近くにおける粉塵,表層土など試料採取し,微量金属元素濃度の測定および特徴解析を行った。その結果,粉塵中に含まれる微量元素濃度は比較的高レベルであり,とくにZn,Cu,Sb,Cd,Crなど7元素が特徴的に高濃度であることが判明した。これら元素濃度は沿線からの距離に従って減少を示すが,強毒性を有するSbが100m地点でも自然界値の3.2倍となっていることが注目される。

シソーラス用語： 鉄道 ,  塵埃 ,  *重金属汚染 ,  濃度測定 ,  微量分析 ,  微量元素
準シソーラス用語： *鉄道沿線 ,  粉塵

分類 (2件)： 鉄道輸送・サービス一般  (TC01010R) ,  重金属とその化合物一般  (SB05021R)

引用文献 (19件)：

• 浅見輝男 (2001), 日本土壌の有害金属汚染, 4-5, アグネ技術センター, 東京.
• Chillrud, S. N., D. Epstein, J. M. Ross, D. Pederson & P. L. Kinney (2004), Elevated airborne exposures of teenagers to manganese, chromium, and iron from steel dust and New York City’s subway system. Environ. Sci. Tech., 38, 732-737.
• 稲田征治・久野勝治・渡邉泉 (2009), 東京都内の主要幹線道路で採取した道路脇堆積粉塵中微量元素の濃度レベル~2000-2003年の調査~, 人間と環境, 35, 120-129.
• 金子幹宏・阿相敏明・山崎宣明・深野松三・鈴木正 (1986), 鉄道からの銅等重金属類の飛散, 大気汚染学会講演要旨集, 27, pp. 319.
• Li, J., M. He, W. Han & Y. Gu (2009), Analysis and assessment on heavy metal source in the coastal soils developed from alluvial deposits using multivariate statistical methods, J. Hazarders Materials, 164, 976-981.

タイトルに関連する用語 (6件)： 日本 ,  都市 ,  鉄道沿線 ,  粉塵 ,  表層土壌 ,  微量元素