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J-GLOBAL ID:201002217809109382   整理番号:10A0674606

トレーナーの視覚的情報がイヌの反応に与える影響

Effect of changing human visible information on obedience in dogs (Canis familiaris)
著者 (3件):
資料名:
巻: 46  号:ページ: 61-68  発行年: 2010年06月25日 
JST資料番号: X0059A  ISSN: 1880-2133  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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訓練は,トレーナーから提示されたコマンドに対するイヌの反応と正しい行動で構成されている。本研究では,訓練におけるトレーナーのハンドシグナルやボディランゲージ,ならびにトレーナーとイヌとの距離がイヌの反応に与える影響について調査した。供試犬は,17から96カ月齢の計7頭(メス5頭,オス2頭)で,2つのコマンド(“sit”,“come”)が女性トレーナーによって訓練された。トレーナーはイヌと向かい合った状態を維持して,イヌに対する自身の立ち位置を70cm(trial 1)から420cm(trial 6)へと段階的に変化させながら,コマンドの訓練を行なった。また,ハンドシグナル等の影響も調査するために,3つのトレーニングシリーズに分けその提示条件を変化(Training AとC,ハンドシグナルやボディランゲージあり:Training B,ハンドシグナルやボディランゲージなし)させた。各トレーニングシリーズはtrial 1から6で構成されていた。各コマンドのトレーニングセッション中におけるイヌの正しい反応率を記録し,85%の正しい反応が記録された時点でそのコマンドを学習したと判断した。1セッションでは,2つのコマンドをランダムに20回ずつ,計40回コマンドを提示した。コマンド“sit”において,各トレーニングシリーズにおける学習成立までのセッション数に有意な差(ANOVA:F[2,125]=11.02,P<0.001)が認められた。またTraining Aにおいて,Trial 1(トレーナーとイヌの距離は70cm)から2(トレーナーとイヌの距離は140cm)の移行時にエラー数が有意に増加した(W=27,P=0.02)。コマンドを提示するトレーナーとイヌの距離やハンドシグナル等の提示条件がイヌのコマンド学習に与える影響は,コマンドの特徴によって差が認められる。最初のトライアルは“sit”よりも“come”コマンドにおいて重要であることが示唆された。このことは,イヌがそのコマンドに反応した後のトレーナーとイヌの距離の違いに影響を受けているのではないかと考えられる。(著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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犬・猫 
引用文献 (8件):
  • BENTOSELA, M. Effect of reinforcement, reinforce omission and extinction on a communicative response in domestic dogs (Canis familiaris). Behaviour processes. 2008, 78, 464-469
  • BRADSHAW, JWS. Social and Communication behaviour of companion dogs. The Domestic dog : its evolution, behaviour and interactions with people. 1996
  • BURGOON, JK. Nonverbal communication : The unspoken dialogue. 1996
  • FUKUZAWA, M. The effect of human command phonetic characteristics on auditory cognition in dogs (Canis familiaris). Journal of Comparative Psychology. 2005, 119, 117-120
  • FUKUZAWA, M. More than just a word : non-semantic command variables affect obedience in the domestic dog (Canis familiaris). Applied Animal Behaviour Science. 2005, 91, 129-141
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